キャリアガイダンスVol.424
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学習者自身が答えのない問いについて探究する機会を与えるとともに、そのような機会にも使いこなせるような各教科の本質的な知識やスキルを深く学ぶカリキュラムをいかに作るか。全体の設計とともに、パフォーマンス課題やポートフォリオなど、評価設計に役立つ事例紹介や解説がなされている。教科と総合学習のカリキュラム設計パフォーマンス評価をどう活かすか 西岡加名恵/図書文化社総合的な学習の時間を軸として、主体的・対話的で深い学びを構築するためのカリキュラムデザインの入門書。キーワードは「つなぐ」。小学校での実践事例を基に編まれているが「体験と言語をつなぐ」「教科をつなぐ」「人をつなぐ」など、個別の授業から組織のあり方まで具体的な方法論を知ることができる。カリキュラム・マネジメント入門「深い学び」の授業デザイン。学びをつなぐ7つのミッション。 田村 学/東洋館出版社責任の移行モデルは①教師による「焦点を絞った指導」、②教師はサポートをする「教師がガイドする指導」、③生徒たちが協力しながら行う「協働学習」、④生徒の「個別学習」という段階を踏むことで、問いを深めて生徒が学びを自らのものにしていくモデル。実践例も紹介されており、教科における探究学習のあり方を模索する先生に勧めたい。「学びの責任」は誰にあるのか「責任の移行モデル」で授業が変わる ダグラス・フィッシャー、 ナンシー・フレイ/新評論『月刊高校教育』で連載されてきた、総合的な学習の時間の実践事例集。これに加えて、高校での探究を考えるための解説、50校超の高校を取材するなかで著者が見出した「探究を深めるエッセンス」などが収録されている。豊富な具体例からは、総合的な学習の時間をどう組み立て、運営していくかのヒントを得ることができる。「探究」を探究する本気で取り組む高校の探究活動 田村 学、 廣瀬志保/学事出版探究学習の際に必要なテーマ設定、情報収集、論の組み立て、ポスター発表や論文作成などに使う「技」がコンパクトに解説された1冊。玉川学園中高での実践(23ページ参照)を基に作られており、ワークシートや参考になる図書、URLも紹介されている。生徒向けに書かれているので、テキストとしても使いやすい。学びの技14歳からの探究・論文・プレゼンテーション 後藤芳文、 伊藤史織、登本洋子/玉川大学出版部課題研究のプロセスを順に追いながら解説する、高校生向けのテキスト。方法論を示すだけでなく、活動時のチェックリストや検索、統計の基礎などの註釈が豊富。加えて各分野の研究者が研究の意義や楽しさを伝えるコラムも用意されている。別冊の『[課題研究メソッド]課題研究ノート』は書き込み式となっており、テキストと合わせて使えるようになっている。課題研究メソッドよりよい探究活動のために 岡本尚也/啓林館思考を外化、構造化するために使えるフォーマットである「思考ツール」。著者は使用の際に①一人ひとりがアイデアを出す→②共有して増やす→③アイデアを混ぜる→④一人ひとりが「考え」を作る、というステップを意識することが重要と説く。小学校での実践事例を基に、各教科で深い学びを生み出す方法論が解説されている。田村学・黒上晴夫の「深い学び」で生かす思考ツール田村 学、 黒上晴夫/小学館カリキュラム&授業デザインを研究する授業で使えるツール&テキスト探究学習への進化に役立つBOOK GUIDEPick up372018 OCT. Vol.424

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