キャリアガイダンスVol.424
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1922年設立/普通科生徒数118人(男子43人・女子75人)進路状況(2018年3月卒業生)大学8人・短大6人・専門学校18人・就職17人高知県高岡郡佐川町乙1789-5  0889-22-1243 http://www.kochinet.ed.jp/sakawa-h/mt/江戸時代より文教のまちとして知られる佐川町にあり、県下有数の歴史をもつ。校是は「いのち輝け」。2学年から、就職を意識した教養系と、大学進学に対応した文・理系の2コースを設置し、多様な進路に応じた指導を行っている。総合的な学習の時間では地域との連携・協働による課題探究学習を実施。第11回キャリア教育優良教育委員会、学校及びPTA団体等文部科学大臣表彰受賞。む。そのなかで得た情報や気づきは、グループごとにKJ法などを活用しながらまとめるとともに、言語活動の機会として発表会を実施している。 「本校生徒の約9割が4町村の出身ですが、初めて訪れた場所や、知らなかった特産品も多いようです。『何もないと思っていたけれど、こんなにいろんなものがあった』と、地元の新たな魅力に気付く生徒も少なくありません」(堀内先生) 2学年の活動テーマは「地域の仕事を体験する」。自己理解と地域理解の2つト」の内容を説明。各町村に同校との窓口となる部署・担当を設定してもらい、地域での学習の調整や講師派遣などで全面協力を得る体制を整えた。 「地元の良さを知る機会なく育ち、高校から都市部に流出し戻ってこないという現状に対し、町村も大きな危機感をもっています。その打開につながる本校の考えに、4町村とも賛同し、前向きに協力してくださっています」(栁井先生) また、昨年度より地域コーディネーターや大学生の学習支援員7人もスタッフとして配置。多様な視点を取り入れながら実践している。 「プロジェクト」の内容について、順を追って見ていこう。その出発点となるのは「仲間づくり」だ。3年間を通じてグループでの取り組みが中心となるため、まずはゲームを交えた体験学習などを通じて、役割意識をもちながら多様な仲間と力を合わせて活動する方法を実践的に学ぶ。それから、学年ごとの活動テーマに沿った地域学習をスタートさせている。 1学年の活動テーマは「地域のリソースを学ぶ」だ。事前学習として4町村から首長や役場職員を招き、歴史や産業、観光、特産品などについての講義を実施。知識をもったうえで、一町村あたり一日かけて、特産品の農園や工場、販売店、歴史的観光スポット、集落活動センターなど5〜7カ所を回る現地学習に取り組図1 「いのち輝け~さくら咲くプロジェクト~」の概要現地学習で新たな地域の魅力に気付く内容育成能力1年次「さくら咲くプロジェクトⅠ」2年次「さくら咲くプロジェクトⅡ」3年次「さくら咲くプロジェクトⅢ」〇コミュニケーション能力〇協働する力〇計画的実行力〇粘り強く考える力〇コミュニケーション能力〇協働する力〇計画的実行力〇粘り強く考える力〇課題探究力〇働きかけ力〇課題解決力〇発信力〇計画的実行力〇創造力地域の仕事を体験するインターンシップ(3日間)を通じて社会に適応する自己の課題、および地域の課題や展望につて理解を深める。インターンシップ地域の未来に提言する地域の未来に対するテーマをチームごとに設定し、地域と連携しながら活動。提言としてまとめ、発表する。課題解決型学習地域のリソースを学ぶ事前学習として地元4町村の概要を学んだうえで、バスにて地域を代表する企業や観光資源を回って学習し、グループでまとめて発表する。現地学習492018 OCT. Vol.424

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