キャリアガイダンスVol.426
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(%)(%)     変化あり・計      生徒の変化教員の変化学びに向かう姿勢・意欲が向上した主体性・多様性・協働性が向上した思考力・判断力・表現力が向上したクラスの雰囲気がよくなった基礎的な学力(知識及び技能)が向上した教員の授業観が変わった教材開発や授業設計力が向上した生徒理解が深まった教師の発問力が上がった授業のファシリテーション力が向上した教員間の連携が促進された教員の学習意欲が高まった育成したい資質能力に基づくテストを作成校内の雰囲気が良くなったその他特に成果は感じられないまだわからない2018年全体(n=1087)49.137.917.817.68.941.533.516.116.015.014.110.45.43.33.73.310.4大短進学率別95%以上(n=199)50.345.718.117.1 7.040.232.212.622.119.618.611.1 8.5 2.0 3.5 2.013.170~95%未満(n=305)45.638.017.016.4 7.541.334.110.816.117.714.1 8.9 6.2 3.3 4.6 3.912.140~70%未満(n=203)47.838.916.319.2 9.443.833.515.317.7 9.413.8 9.9 4.4 1.5 3.9 3.9 8.440%未満(n=362)51.734.019.318.211.041.234.323.512.414.112.211.3 3.6 5.0 2.8 2.8 8.8変化あり・計生徒の変化・計教員の変化・計85.481.080.484.480.479.482.378.076.786.782.382.388.183.483.7教員の指導スキルの向上教材開発や授業準備の時間の確保評価手法の確立授業進度の懸念など時間数の不足受験指導とのバランスアクティブラーニング型授業に対応できない生徒への指導施設・設備の充実その他2018年全体(n=1087)58.654.946.639.238.937.426.63.7大短進学率別95%以上(n=199)54.352.346.244.751.830.724.1 4.070~95%未満(n=305)60.761.045.648.553.433.831.1 3.040~70%未満(n=203)63.554.746.835.540.437.428.6 3.940%未満(n=362)56.651.147.530.418.244.823.2 3.9■ 2018年全体● 95%以上● 70~95%未満● 40~70%未満● 40%未満■ 2018年全体● 95%以上● 70~95%未満● 40~70%未満● 40%未満%と、同様に高い数字となっている。 具体的には、生徒の変化では1位「学びに向かう姿勢・意欲が向上した」49%、2位「主体性・多様性・協働性が向上した」38%までが高い一方、3位「思考力・判断力・表現力が向上した」、4位「クラスの雰囲気がよくなった」はともに18%、5位「基礎的な学力(知識及び技能)が向上した」は9%と大きな開きが見られる結果となった。 教員の変化では「教員の授業観が変わった」42%、「教材開発や授業設計力が向上した」34%を始め、「生徒理解が深まった」、「教師の発問力が高まった」(いずれも16%)などが挙がっている。 大短進学率別に特徴を見ると、95%以上の進学校で、生徒の「主体性・多様性・協働性」、教員の「発問力」での変化が実感されている。また40%未満校では、「変化あり・計」が88%と最も高く、教員の「生徒理解が深まった」が2割を超え、「基礎的な学力の向上」についても11%が変化ありとしている。 また、生徒の「姿勢・意欲の向上」、教員の「授業観」や「教材開発や授業設計力」は、進学率による差がなく、どの学校でも変化が認識されている。 「主体的・対話的で深い学び」(AL)の視点による授業改革の取り組みは、さまざまな課題があるものの、生徒や教員の変化という成果が実感できてきたことから、苦労を乗り越えてでも推進すべきこととして、組織的な導入対応が進んでいるのではないだろうか。入した学校に見えてきた課題をたずねた(図4)。トップは「教員の指導スキルの向上」59%、ついで「教材開発や授業準備の時間の確保」55%が5割を超え、2大課題となっている。以下、「評価手法の確立」47%、「授業進度の懸念など時間数の不足」39%、「受験指導とのバランス」39%、「アクティブラーニング型授業に対応できない生徒への指導」37%までが3割以上で続き、さまざまな課題が認識されていることがわかる。 大短進学率別で見ると、進学率が高い群で「授業進度の懸念など時間数の不足」、「受験指導とのバランス」の割合が高い。また学校全体でのAL導入率が最も高い70〜95%未満校ではそれらに加えて「教材開発や授業準備の時間の確保」が61%と高く、組織導入の推進と表裏一体となっていると考えられる。また40%未満校では「アクティブラーニング型授業に対応できない生徒への指導」が45%と突出しており、それぞれに異なる課題を抱えている。  一方、導入した学校に授業改善に取り組んだことによる変化をたずねたところ、何らかの変化を感じている学校「変化あり・計」は85%にのぼった(図5)。「生徒の変化」81%に加えて、今回初めて調査した「教員の変化」も808割が「生徒の変化」も「教員の変化」も実感トップは「姿勢・意欲の向上」授業改善に取り組んだことによる変化(「主体的・対話的で深い学び」による授業改善導入ベース/複数回答)図5授業改善に取り組んで見えてきた課題や改善点(「主体的・対話的で深い学び」による授業改善導入ベース/複数回答)図4※カテゴリーごと「2018年全体」の降順 ※「2018年全体」より5ポイント以上高い数値を■、5ポイント以上低い数値を■で表示※「2018年全体」の降順 ※「2018年全体」より5ポイント以上高い数値を■、5ポイント以上低い数値を■で表示「高校教育改革に関する調査2018」結果詳細は、リクルート進学総研サイト(http://souken.shingakunet.com/research/)でご欄いただけます。522019 FEB. Vol.426

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