キャリアガイダンスVol.428
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探究的な活動を行う総合、仲間や地域の人と協働して課題解決に取り組むことで社会の一員として必要な能力や態度を養う特活、チャレンジ精神旺盛に生きるための能力を身に付ける部活動の4つだ。さらにその一つひとつについて、全体計画、さらには細かい指導計画が立てられている。 そのうち特活の全体計画では、「知・徴だ。「あくまでも6年間一貫教育を見越し、中学3年間では未来社会を形成する人材に求められる資質・能力の基礎を身に付けることを目指している」と中学校教頭の原田二郎先生は語る。 一方、高校では、校訓・教育方針や徳・体・志・美の調和のとれた人格の形成を目指して、集団や社会の形成者としての見方・考え方を働かせ、様々な集団活動に自主的、実践的に取り組み、互いのよさや可能性を発揮しながら集団や自己の生活上の課題を解決することを通して、次の資質・能力(コンピテンシー)を育成する」という重点目標を掲げたうえで、ホームルーム活動、生「知・徳・体・志・美の調和のとれた人物」という目指す生徒像(キャリア教育目標)を軸に、キャリア教育の取組の重点、各学年のキャリア教育目標を設定し、カリキュラムの全体計画を作成している(図2)。 このキャリア教育のカリキュラムの柱となるのが、確かな学力の向上を目指す各教科、自己の生き方などについて個々の教育活動の目的、意義、位置付けを明確化※ダウンロードサイト:リクルート進学総研 >> 発行メディアのご紹介 >> キャリアガイダンス(Vol.428)高校特別活動全体計画の構造図3地域社会における本校の使命生徒の実態使命の追求を通じて実現しようとする本校の将来像本校のめざす生徒像特別活動 重点目標「知」・「徳」・「体」・「志」・「美」の調和のとれた人格の形成を目指して、集団や社会の形成者としての見方・考え方を働かせ、様々な集団活動に自主的、実践的に取り組み、互いのよさや可能性を発揮しながら集団や自己の生活上の課題を解決することを通して、次の資質・能力(コンピテンシー)を育成する。知性、創造性、主体性「知」…徳性、多様性への理解力、真理追究力「徳」…体力、忍耐力、逞しさ「体」…高い志、協働性、チャレンジ精神「志」…美しい言葉・姿勢、豊かな情操、伝統への誇り「美」…高校キャリア教育全体計画の構造図2校訓・教育方針関係法規生徒の実態目指す生徒像 及びキャリア教育目標キャリア教育の取組の重点各学年のキャリア教育目標(1年・2年・3年)各教科特別活動部活動総合的な学習の時間キャリア教育の目標外部環境の視点(保護者及び地域)キャリア教育の推進体制国際交流活動への取組生徒指導の充実評価規準・評価方法地域等との連携指導体制ホームルーム活動の目標ホームルーム活動の全体的内容生徒会活動の目標生徒会活動の全体的内容学校行事の目標学校行事の全体的内容※学校の資料を基に、編集部にて作成※実物はダウンロードでご覧いただけます※学校の資料を基に、編集部にて作成※実物はダウンロードでご覧いただけます242019 JUL. Vol.428
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