キャリアガイダンスVol.428 別冊
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5Vol.428 別冊付録機械工学科電気電子工学科土木工学科建築工学科応用分子化学科マネジメント工学科数理情報工学科環境安全工学科創生デザイン学科志向に応じて、さらに上のエンジニアを目指すことができる4つの学科横断型・少数精鋭プログラム「4BE プログラム」を設置。「グローバルに活躍したい」「ロボットのエキスパートになりたい」「目標はイノベーションを起こせるエンジニア」といった学生のニーズに応えた教育を提供している。 では、この生産工学部ではどのような人材の育成を目指しているのか。落合 実学部長はそのイメージを「ものづくりを通して社会に貢献できるエンジニア」と表現する。 「まず社会のために何ができるかを考え、そのために身につけた技術を生かすことができるエンジニアを育成することが生産工学部の目的です」 そしてこの社会のニーズという観点に立ったとき、注目されるのがミッドテックと呼ばれる技術だ。次世代を担う最先端技術(=ハイテク)の追究ももちろ 「生産工学」とは、工学に経営学の視点も加え、ものづくりの全体を俯瞰する力を養う学問のこと。日本大学生産工学部は60年以上にわたってこの独自の生産工学教育に取り組み、日本のものづくりを支えるエンジニアを数多く輩出してきた。 学科構成は図1の通りで、理工系の幅広い分野を網羅。その他、学生のんものづくりの領域では大切だが、同時に、すでに研究開発が進み、洗練されている技術(=ミッドテック)を活用して新しいものを生み出していくことも日本のものづくりにとって重要なテーマとなっている。日本の製造業、とりわけ中小企業においては、このミッドテックの集積こそが財産だからだ。 「本学部の教授陣もこの領域の研究に力を入れています。ですから、学生は在学中から身近に触れることができます。また、ミッドテックの活用には、技術に加えて市場を分析する力やコスト意識などが不可欠。それこそまさに生産工学部の学科構成図1落合 実 学部長学部生なら誰でも自由に使うことができる「未来工房」取材・文/伊藤敬太郎 撮影/松本崇志開設から60余年、一貫して“経営がわかるものづくり人材”の育成に取り組んできた日本大学生産工学部。単なる技術力・研究力の養成だけにとどまらない同学部の教育の特色はどこにあるのか。3年次に全学部生が取り組むインターンシップ「生産実習」を軸に、そのエッセンスを解説しよう。
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