キャリアガイダンスVol.429
14/66

前田康裕先生熊本大学教職大学院准教授。1962年熊本生まれ。熊本大学教育学部美術科卒業。岐阜大学教育学部大学院教育学研究科修了。公立小中学校などの教諭、熊本市教育センター指導主事、公立小学校教頭を経て2017年より現職。教員向けの研修会などで活躍中。前田先生自身の経験などをもとに、現代の教員や学校の在り方をリアルに問いかけた「まんがで知る教師の学び(1~3巻)」「まんがで知る未来への学び」(いずれもさくら社刊)が好評発売中。「まんがで知る未来への学び2」は今秋刊行予定。前田先生の著書紙手先生は生徒に自分の意見を主張できる力をつけたいと考えていると伺いました生徒がタブレットでプレゼンをするという学習はどうでしょうか?そ・・・そうなのよおもしろそうね!でも・・・何についてプレゼンするかだよねそれだったら・・・もうすぐ選挙だから主権者教育を絡めてはどうかな?先生方の思いと強みを大切にして「対話」と「協働」で学校づくりを実現するなんだかおもしろいことができそうな気がしてきたぞ 「生徒を成長させたい」は教員共通の思いで、そのなかでやりたいことは人それぞれです。組織で協働する際、リーダーシップが重視されがちですが、リーダーを支えるフォロワーシップの方が重要だと思います。私自身、学校現場での研究主任時代、役割だからと突っ走ってしまいうまくいかなかった経験があったので、教頭になったときには、先生一人ひとりに「何をやりたいか」を聴きました。対話してみると想像もしていなかったそれぞれの思いを知ることができ、信頼関係を築くきっかけにもなりました。思いは聴かれなければ語る機会がありません。皆さんも同僚と話してみることで、学校を動かす道標を見つけられるかもしれません。作者・前田先生からのメッセージまとめ/長島佳子142019 OCT. Vol.429

元のページ  ../index.html#14

このブックを見る