キャリアガイダンスVol.429
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「ただ聴く」ことをやってみて、自分を出しやすい「安心・安全の場」を体感する【20分】共通の導入この場をありのままの自分を出せる安心・安全の場にしたいこと、そのために大事にしたいのが「ただ聴く」姿勢であり、それを体感するワークから入ることを説明。また、主催者が今回の場を設けた意図も語る。勇気を出して自己開示するほど他の先生も本音を出しやすくなる。1趣旨説明 【10分】対話で見えてきた「自分が大切にしていること」を人生曲線のシートに加筆。その用紙を壁に貼るか机に並べて、みんなで見て回り、各先生の歩みと、その人の芯となっている考え方や価値観を知る。3ギャラリーウォーク 【5分】対話で見えてきた自分の強みや価値を、各自がA4用紙に記入。思い浮かばない人は先ほどの4人組から教わる。その用紙を壁に貼るか机に並べ、みんなで見て回り、お互いの強みや価値を理解し合う。3ギャラリーウォーク 【10分】先生同士で「素の自分を出していい」安心感と「自分が受け入れられる」喜びを分かち合う対話で心通わす関係性を2人組で、ワークシートに沿って質問し、相手に「成功体験」と「理想の職場や人」を語ってもらう。聴き手は、その話に対して助言や否定や自分語りなどせず、ただ聴き、要点をメモする。ワークシートを使い、教員人生の充実度の揺らぎを曲線で表し、ポイントごとに出来事や感情も記す(右はその一例)。充実度に代えてモチベーションや幸福度の曲線にしてもOK。やりやすい軸で。1ペアインタビュー 【30分】1個人ワーク 【15分】4人組となり、順番に、インタビューした相手のもつ強みや価値を、メモを基に話す。聴いた側は「そんな強みや価値をもつ自分たちはどんな学校を創れるか」を想像し、感じたことを返す。2グループで対話 【15分】3人組で順番に、今までの教員人生を、どんなときに充実度が高かったかを意識して話す。聴いた側は「話し手はどんな価値観を大切にしていると感じたか」など共感や気づきを得たことを返す。2グループで対話 【15分】2人組で今の気持ちを語り相手は「善悪など評価せず、理解しようとして」聴く。聴いた側は話し手の印象など感じたことを返す。人にどう見られていたかわかると話し手は安心する。2ただ聴く 【10分】※ダウンロードサイト:リクルート進学総研 >> 発行メディアのご紹介 >> キャリアガイダンス(Vol.429)ペアインタビューで成功体験や理想に耳を傾け個々の強みや価値を見出す【55分】手立て人生曲線を作成し、個々の充実度の揺れ動きを共有その人の芯にある価値観を探る【35分】手立て引き続き対話にじっくり時間をかけたいなら個別での思考をはさんでから対話したいなら全員が気負わず考えられるよう支援したいなら「未来を創る主体」を育む学校づくりへ学校づくりの第一歩を対話から始める292019 OCT. Vol.429
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