キャリアガイダンスVol.430_別冊
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me.」「What’s are you talking about.」などが、どこに位置づけられるかを考える。 そして、この表現レーダーも正解を求めるというよりも、自分で考えてみることの方に力点が置かれている。同時に、同じ意味の英語を別の英語表現に置き換えるため、日本語を介さず「英語で英語を学ぶ」ことになり、②英語脳の強化と往還しつつ英語力を高める効果がある。 このように、①発音②英語脳③表現の3つができるようになれば、誰でも英語が話せるようになり、得意になっていくというメソッドなのである。 産業能率大学で、このような英語教育プログラムを展開するのはなぜだろうか。 「僕が主催するRK English Schoolに通ってくる人は、英語力を切実に必要としていて、すぐに上達する必要がある人が中心です」とリチャード川口先生は語る。 大学では、それほどの切実性はないかのように見えるが、実は、ほとんどの学生の将来には英語が必要とされると考えられている。そのことは学生自身も自覚している。 しかし、高校までの英語教育はインプットが中心で、アウトプットは試験の場というケースが今でもほとんどだ。英語が嫌いになってしまっている学生も少なくない。そこを大学時代に覆していくことが、この英語教育プログラムの最大のねらいである。 テストベースの英語から抜け出し、学生が英語を好きになることを目指す。好きになると自主的にでも英語を学んでいくようになる。そのスイッチを入れるのが、産業能率大学の画期的な英語教育プログラムなのである。 日本では、英語というと「間違えてはいけない」と堅苦しく考えて自分を呪縛し、その結果、英語が口から出てこないのがもったいないと思ってきました。僕の目指す英語は、そんなカラを抜け出して、アウトプットが楽しくなる英語です。 だから、モットーは「楽しくなければ学べない!学べなければ楽しくない!」。 アウトプットというと、テストや入学試験しか経験がなくて、英語でのアウトプットがすっかり苦手になったり、嫌いになってしまっていたりする学生がたくさんいます。そんな学生たちにも、英語が伝わる楽しさを経験してもらって、大きくカラを破ってほしいと考えています。 僕は、カナダで生まれ日本とオーストラリアとアメリカで育った経験から、どうして日本人が英語ネイティブの発音が聞き取れないのかも、体験的に理解してきました。それを理論化してメソッドにまとめ上げ、今までにカナダと日本で3000人以上に英語を教えてきました。ネイティブの発音を自分のものにする秘訣やコツをつかめば、喋ることも聞いて理解することもできるようになります。 来年度から開始される産業能率大学の新しい英語教育プログラムは、そのメソッドを活かし、かつ産業能率大学の学生に必要な内容を織り込んで新たに開発したものです。開発は、大学の専任の先生方と協働して進めていますが、このプロセス自体も新しい発見に満ちた素晴らしいものです。 学生たちは、グローバル化が進む社会に出ていきます。ほとんどの学生が将来、英語が必要になるはずです。社会に出る前に、大学で本当に使える英語を学んでおくことが、今ほど大切になっているときはないと思います。 この新しいチャレンジ=産業能率大学の英語教育プログラムに注目してください。産業能率大学 客員教授 リチャード川口主な著書に『日本人のためのネイティブ英語勉強法』(株式会社KADOKAWA)『バンクーバー 発音の鬼が日本人のためにまとめたネイティブ発音のコツ33』(明日香出版社)など産業能率大学の英語プログラムの紹介動画をこちらからご覧いただけます。https://www.sanno.ac.jp/undergraduate/learning/global_program/sanno_english_program.html「知らない」の表現レーダー図図3強いStrongカジュアルCasualフォーマルFormal弱いGentleI have no idea.I don't know.Good question.I'm not sure.Maybe.That's news to me.What are you talking about?Beats me.7Vol.430 別冊付録
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