キャリアガイダンスVol.431
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そんな保護者たちが子どもの進路選択に自ら関わり行動する理由をみると(図8)、1位「子どもと一緒に考えたいから」(71%)、2位「具体的な情報を知らないと進路についての会話ができないから」(60%)が突出して高く、どちらも前回より上昇している。 入学者選抜の変化を前に大きな不安を感じる子どもを早くからサポートしようと、保護者自らがさまざまな情報収集を行い、具体的な策まで子どもと一緒に会話し、進路選択行動を子どもと共に行おうとしている。そんな保護者の気持ちがうかがえる結果となった。%)、以下2位「将来の職業をアドバイスする」(61%)、3位「どんな学部、学科、コースがあるかを調べる」(58%)と続く。 前回と比較すると、多くの行動について「行ったことがある」という割合が増加している。特に「具体的な受験校を子どもにアドバイスする」を行った割合が、前回の35%から53%へ18ポイントアップと大きく上昇した。また、1位の「子どもに合う分野をアドバイスする」が7ポイント、3位の「どんな学部、学科、コースがあるかを調べる」も8ポイント上昇している。そのほか、「興味をもった学校の見学に行く(オープンキャンパス・学校見学会を含む)」、「興味をもった学校の入試方法を調べる」がいずれも8ポイント増えており、自ら情報収集をして子どもをサポートする保護者が増えていることがわかる。 また、「行ったことがある」と「今後行いたい」を合計すると、1位は「興味をもった学校の入試方法を調べる」、ついで「どんな学部、学科、コースがあるかを調べる」、「子どもに合う分野をアドバイスする」までが僅差で続き84〜85%で並ぶ。 合計値の変化傾向を見ると前回並みが多く、一部では減少している項目もある。既に「行ったことがある」が増えていることを併せて考えると、進路選択行動への保護者の関与が早まっていることもうかがえる。周りの保護者がやっているから高校の先生に勧められたから保護者の方が子どもの適性をわかっているから最近の進路選択は子どもには荷が重過ぎる大人の目で判断した方が良いから子どもよりも情報収集が得意だから子どもに求められたから子どもの考えが甘いから子どもが進路について行動しないからよりよい選択肢があるのに子どもが気づいていないから子どもがやりたいことを見つけられていないから具体的な情報を知らないと進路についての会話ができないから子どもと一緒に考えたいから母親920父親1152017年全体11032019年続柄別2019年全体105870.760.121.617.614.712.510.68.47.94.33.72.30.968.155.722.314.713.912.98.36.36.53.73.82.30.766.160.026.116.513.013.910.46.111.34.36.12.6ー71.460.221.317.614.912.310.78.77.54.33.52.31.0806040200(%)調査数子どもに合う分野をアドバイスする2017年2019年就職か進学かを選ぶ際にアドバイスする2017年2019年大学か短大か専門学校かを選ぶ際にアドバイスする2017年2019年将来の職業をアドバイスする2017年2019年子どもに合う学校にどんな学校があるかを調べる2017年2019年興味をもった学校の見学に行く(オープンキャンパス・学校見学会を含む)2017年2019年どんな学部、学科、コースがあるかを調べる2017年2019年具体的な受験校を子どもにアドバイスする2017年2019年興味をもった学校の入試方法を調べる2017年2019年興味をもった学校の資料請求をする2017年2019年83.884.384.379.685.785.174.167.083.283.475.877.972.367.480.880.485.285.274.172.7(%)行った・行う意向・計無回答行ったことはなく、今後も行うつもりはない行ったことはないが、今後行いたい行ったことがある67.060.261.260.457.749.954.259.153.047.352.934.750.955.946.939.243.535.530.527.618.423.927.435.712.715.030.535.925.041.116.516.433.541.641.849.742.246.511.210.99.727.321.212.212.417.418.927.222.815.915.710.410.522.421.116.023.711.917.410.84.94.34.44.54.04.65.74.74.44.44.75.35.44.93.73.54.44.34.94.9行った・行う意向・計2019年全体 (n=1123)2017年全体 (n=1192)※「2019年全体」降順ソート※2019年「行ったことがある」降順ソート※2019年「行った・行う意向・計」が80%以上の数値を■で表示保護者保護者進路選択行動への関わり方 (保護者:子どもを進学させたい希望者/各単一回答)図7保護者が進路選択行動に自ら関わる理由 (保護者:子どもを進学させたい希望者、かつ図7のいずれか「行ったことがある」「今後行いたい」回答者/複数回答)図8「一緒に考えたい」「情報を知らないと会話できない」が2大理由60.121.617.614.712.510.68.47.94.33.72.30.970.72019年全体10582019年 全体2017年 全体84.385.183.480.485.2高校生と保護者の進路に関する意識調査 2019 調査報告492020 FEB. Vol.431
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