キャリアガイダンスVol.431_別冊
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2014年(参考)1中国176322アメリカ174163インド72774日本47885ドイツ36216ロシア35597ブラジル30738フランス25879インドネシア255410イギリス24352030年1中国361122アメリカ254513インド171384日本60065インドネシア54866ブラジル49967ロシア48548ドイツ45909メキシコ398510イギリス35862050年1中国610792インド422053アメリカ413844インドネシア122105ブラジル91646メキシコ80147日本79148ロシア75759ナイジェリア734510ドイツ6338 かつて、「グローバル化」という言葉から私たちがイメージしていたのは、アメリカを中心とした欧米社会だった。しかし、21世紀に入り、中国経済が劇的に成長し、図1に示したとおり、今や購買力平価GDP(各国の物価水準の差を修正して米ドル換算したGDP)では世界1位に。そして、これからの世界経済を見通したとき、注目すべきは、東南アジア、中南米、アフリカ諸国の台頭だ。2030年の購買力平価GDPランキングでは、インドネシア、ブラジル、メキシコなどが存在感を高め、2050年にはナイジェリアが10位内にランクインすると予測されている。一方、アメリカやヨーロッパ諸国、日本の経済大国としての地位は相対的に低下していく。 これだけを見ても、今までの欧米の大国中心の世界像が大きく変わっていくことは予見できる。しかし、これから世界に訪れる変化を経済的側面だけで語ることはできない。そう指摘するのは、「トビタテ!留学JAPAN」の留学前後の研修や、中学校・高校・大学・自治体・企業などのグローバル研修を数多く実施する一般社団法人 グローバル教育推進プロジェクト(GiFT)代表理事の辰野 まどか氏だ。 「経済競争の観点から世界を語ること自体が既に古い考え方なのだと思います。これからの世界はみんなで課題解決に取り組み、持続可能な社会を形成していくことが共通の目的になっていくでしょうし、そうしていかなければなりません。『競争』から『共創』へ、世界中の人々の価値観が変わろうとしているんです。その動きを象徴するものの一つが、国連の掲げるSDGs(持続可能な開発目標〈図2〉)です」 SDGsが示しているのは、誰が勝つか負けるかという世界観ではない。世界中の組織や人々がそれぞれの強みを活かし合って貧困や差別、環境などさまざまな課題を解決していく──それこそが(ごく近い)未来の世界像であり、世界は今、SDGs将来GDP推計ランキング図1取材・文/伊藤 敬太郎グローバル化が叫ばれるようになって久しいが、その間にも世界は変わり続けている。今の高校生が社会の中軸で活躍する10年、20年先には世界の有り様は確実に大きく変貌しているだろう。では今の若者を待っているのはどのような世界なのか、来たる時代に備えて若者はどんな力を身につけたらいいのだろうか?出典/2014年についてはIMF「World Economic Outlook」データベース(2014年10月) 2030年、2050年はPwCによる予測(2015年2月) ※単位は2014年基準10億米ドル2Vol.431 別冊付録

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