キャリアガイダンスVol.431_別冊
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6Vol.431 別冊付録GLC(Global Leader College)、留学・海外インターンシップ、ゼミでの教育・活動の4つだ(図2)。 「例えば、2010年からスタートしたグローバル人材育成プログラムであるGCPには、フィリピンでの2週間の研修を組み込んでいます。現地には貧困の問題があり、当然衛生環境も日本とは違いますし、社会基盤も違います。現場に行ってみるとネットなどで学んだ知識とは違うこともたくさんある。そういうなかで、事前学習に臨み、チームで課題発見し、現地の先生や学生の協力も得て、現状より少しでも良くなる解決策を導き出すという経験を通して学生は成長します」 しかし、単に学外に出て未知な世界を体験するというだけでは、経験を力に変えるには十分ではない。GCP、GLCといったプログラムに共通しているのは、基盤となる語学力や知識・スキルの習得と同時に、未知なる課題に立ち向かうためのマインドを養成すること。その方針は各学部のゼミ教育においても同様だ。 「一つには、本学の建学の精神でもある、他者や社会に貢献するマインドを育てること。価値創造はまさにこのようなマインドのもとでこそ実現できるものですから。その意味でSDGsへの貢献は非常に大きなテーマとしてとらえています。もう一つは、わかりやすくいうと、諦めず、粘り強く物事に取り組むマインドの養成です。未知な課題を解決しようというときには当然いくつものハードルがあるし、失敗もある。めげることもあるはずです。しかし、そこでまた立ち上がり、仲間と共に前に進む力をしっかりと養うことを重視しています。GCPなどは要求水準の高いプログラムですが、だからこそ学生は社会や海外でも通用する心の強さを身に付けられるのです」 一連の教育で学生の成長を促すのは、人との出会いだ。留学先や地域社会での多様な人たちとの出会いはもちろん、創価大学では、既に社会に出ている卒業生も含め、先輩たちと交わる機会も豊富にある。 「学生にとっては年齢の近い身近なロールモデルが存在することが非常に大きいですね。今後どのようなキャリアを歩んでいけばいいか、くじけそうになったときにどう乗り越えればいいかといったことを、学生たちは先輩から学んでいくのです」 例えば、GLCは留学経験のある卒業生が講師を務める。相談にも乗って創造的世界市民を育てる取組図2GCP(Global Citizenship Program)学部横断、少数精鋭で、グローバルに通用する人材を育成するプログラム。世界で通用する英語力、世界の課題の実像を分析するために必要な統計学などの数理能力、未知なる課題に取り組み、仮説と検証を繰り返しながらチームで答えを導き出す力などを、主に最初の2年間で徹底的に養う。入学前に応募し選抜に合格する必要がある。仮説と検証を繰り返して考え抜く力を鍛える留学・海外インターンシップ2019年10月現在、アフリカや南米、中東なども含む世界61カ国・地域、222大学と学術交流協定を締結。交換留学制度(3カ月~1年)を活用し、創価大学生は世界中で学んでいる。このほか短期の留学や研修、学部主催の留学なども充実。7~8週間海外に滞在し、現地の企業やNPOで働く海外インターンシップでは就業力も養うことができる。世界61カ国・地域、222大学に広がるネットワークGLC(Global Leader College)キャリアセンターが主催するグローバル人材を育成するための学部横断型の課外プログラム。留学経験があり、既に社会で活躍している卒業生が指導にあたり、約1年間をかけて、自分で考える力、物事の本質を見抜く力、協調力、表現力、将来を構想する力、学習力などグローバルリーダーとして活躍するために必要な力を養っていく。創価大学卒業生が支援するプログラムゼミでの教育・活動各学部でのゼミでも、チームでさまざまな領域の社会課題に取り組む研究や活動が行われている。学外のビジネスコンテスト、社会人基礎力育成グランプリなどにもゼミ単位で積極的に参加。全国レベルのコンテストで優勝し、世界大会に出場するゼミも生まれており、そこで高い成果をあげることが学生の自信にもつながっている。学外のコンテストにもゼミ単位で積極的に参加

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