キャリアガイダンスVol.432
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 教育改革の掛け声の下、数年来に渡り検討されてきた「大学入学共通テスト」。英語民間試験の活用、そして国語・数学の記述式問題の見送りは、学校現場に大きな衝撃が走りました。加えて、主体性評価など多様化する各大学の入学者選抜に戸惑う声も聞こえてきます。来年1月の実施に向けたカウントダウンが進むにつれて膨らむ不安、そして漂う停滞感や閉塞感。この状況をどう受け止め、学校として取り組んでいけばよいのでしょうか? 昨年夏、初等中等教育分科会に「新しい時代の高等学校教育の在り方ワーキンググループ」が設置されました。その諮問文書の冒頭に次の一文が綴られています。 「このような急激な社会的な変化が進む中で、子供たちが変化を前向きに受け止め、豊かな創造性を備え持続可能な社会の創り手62020 MAY Vol.432

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