キャリアガイダンスVol.433
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「もう元には戻らない」という 覚悟を決めなければと思います。 (岩手・県立・生徒指導部)終わったときに、今回の試練ゆえにさまざまなことが以前より良くなったという状態にしていきたい。(広島・私立・教育研究部主任)本校の生徒は学力は伸ばしていたものの主体性には欠けていたが、このような日々のなかで、自らを律する心を大きく育てている生徒の姿も目立つ。「ピンチをチャンスに」というスローガンの下がんばっている。(和歌山・私立・学年主任)結果的に教員の働き方改革は非常に進んだ。学校再開後も今回の臨休対応の経験を活かし、生徒の学びの主体を引き出し育てる指導がさらに進むことで、教師の働き方を後退させないようにしたい。 (北海道・道立・校長)学校の存在価値について改めて向き合う期間になった。限られた教員でも学校運営できること、時間ができれば二極化が進んでしまうことなど、コロナは見たくなかった部分を見える化し、パンドラの箱を開けてくれた。結果的に大きな変化は起こるので、自分の在り方が問われていくのだろう。(京都・私立・学年主任)Facebook等を通じて、全国の先進的な取組や挑戦的な取組がいろいろと発信され、交流や情報交換が進んだ。さまざまな情報を手に入れることで、学校に提案しやすくなった。 (兵庫・県立・進路指導部)オンラインでの授業に生徒の親和性は高い。対面授業ができないからオンラインというより、通常授業再開後もオンラインの補習授業やオンデマンド方式の講習、その組み合わせなど生徒の学びの幅がより広がるように思う。(兵庫県・私立・教育企画推進部長)学校は社会の最先端を行かなければならないことを強く感じた。未来の人材育成機関として、普段から先取的な取組をしていかなければ、イレギュラーな事態に対応できない。 (新潟・県立・進路指導部)学校のチーム力が大幅に向上し、オンライン化が一気に促進。生徒も、オンラインの方が自分の意見を言う傾向あり。 (東京・私立・教育企画部長)突然の休校要請という事態を受けて、全国の先生たちは、何に戸惑い、何を感じたかアンケートしてみました。先生たちの生の言葉から、予測不可能な体験を受けてのこれからの想いが見えてきました。まとめ/長島佳子アンケート対象:小誌編集協力委員/アンケート実施期間:2020年4月23日~5月1日、写真提供:ピクスタ生徒たちは何を思い、教師はどう動いた? そして、見えてきたものその時、先生たちは?132020 JUL. Vol.433

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