キャリアガイダンスVol.435
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 経験からの学びを振り返るリフレクションの重要性については、デューイを祖にしつつ、経験学習サイクルとして普及につとめたデイヴィッド・コルブらが語っています。最近では、教師教育学のフレット・コルトハーヘンらが注目されています。彼らの説を踏まえ、私なりにリフレクションとは「『自ら観察すること』と『自ら決めること』、そして『自ら実行すること』を楽しみながら自ら実践しつづけることだと解釈しています(図1)。「観察する」というのは、今置かれている自分の状況を俯瞰的に見て、「何をやっていけばいいのか」を捉えて、知覚することです。そのうえで「解くべき課題は何か、自分は何をしなければならないのか」を決める。そして「実行する」とは「やり抜く」ことです。実行した結果、またその自分を観察してみるというサイクルを繰り返していきます。「自ら観察する」過程では、他者からのフィードバックが重要な手がかりとなります。いくら自分を見つめても一人では課題の本質にはなかなか気づけないものです。その意味で「振り返り+フィードバック」=リフレクションと言えるかもしれません。そもそもリフレクションとは何をすることなのか?そもそもリフレクションとは何か。何のために行うのか。日常的に実施されている「振り返り」とはどう違うのか。企業や組織の人材開発・組織開発の研究においてリフレクションの重要性を説き、自身のゼミでも学生に対しリフレクティブな取組を実施している、立教大学の中原 淳教授にお話を伺いました。リフレクションは教育活動になぜ必要なのか取材・文/長島佳子 撮影/平山 諭72020 DEC. Vol.435

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