キャリアガイダンスVol.438
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高校でICT活用が促進されたこと、危機下にあって教員同士の協力が進んだことなどが見て取れる。なかでも「ICTの活用」は、GIGAスクール構想の前倒しで補正予算が組まれたことなどもあり、「計画以上に進んだ」割合が45%と圧倒的に高く、急速に活用が進んでいる。 また、2020年度に初回を迎えた「大学入学共通テスト」など「入試改革・受験準備に向けた対応」(52%)は、「縮小または中止した・計」の割合も高いものの、半数の学校で計画に沿って推進されており、生徒への影響を最小限にとどめようとしたことがうかがえる。 次ページのフリーコメント2は、「コロナの影響」について感じたことを自由に書いてもらったものだ。一斉休校の措置や3密を避けた学校運営の影響で多大なる計画変更を余儀なくされ苦労したというコメントが多く見受けられた。 と同時に、この危機を機会として前 コロナ禍は「学校運営の取組」全般にも大きな影響を及ぼした(図2)。「縮小または中止した・計」で見ると、「特別活動の取組」が最も高く、82%もの学校で学校行事などの計画に打撃を受けたことがうかがえる。加えて「進路指導・キャリア教育の取組」69%、「『主体的・対話的で深い学び』の視点による授業改善の推進」56%、「総合的な探究(学習)の時間」の取組」55%までの4項目は、半数以上の学校で縮小・中止を余儀なくされ、影響が大きかった。 その一方で、「計画以上・計画通りに進んだ・計」の結果から、コロナ禍で促進されたと見ることができる取組もある。「ICTの活用」と、「教員同士の対話の促進・意識改革」、「カリキュラム・マネジメントの検討・推進」だ。休校中の生徒の学びを止めないために急遽オンライン学習を導入するなど多くの学校運営への影響変更・縮小の嵐の中、ICTの活用が進展。見直しを、「改革の機会」とする学校も「特別活動」縮小または中止が82%対面前提の取組に大きな影響「ICTの活用」をトップにカリマネ、教員同士の対話が進捗試行錯誤から工夫が生まれ、危機が「改革の機会」へ「高校教育改革に関する調査2021」結果詳細はリクルート進学総研サイト(http://souken.shingakunet.com/research/)でご欄いただけます。計画以上に進んだ計画通りに進んだ計画より縮小した計画していたができなかったもともと計画していなかった無回答カリキュラム・マネジメントの検討・推進「主体的・対話的で深い学び」の視点による授業改善の推進「総合的な探究(学習)の時間」の取組特別活動の取組進路指導・キャリア教育の取組入試改革・受験準備に向けた対応ICTの活用教員同士の対話の促進・意識改革コロナ禍における学校運営の取組状況 (全体/それぞれ単一回答)図249.740.91.548.232.78.28.01.437.555.61.735.845.89.95.41.441.055.42.438.650.94.62.51.052.243.31.051.241.71.63.60.915.682.00.115.570.111.91.31.177.116.844.632.513.53.34.91.230.169.00.929.264.54.50.30.557.333.29.647.729.14.28.41.1(%)計画以上・計画通りに進んだ・計縮小または中止した・計(n=1,156)計画以上・計画通りに進んだ・計縮小または中止した・計教育、進路指導をどう転換していくか?「高校教育改革に関する調査 2021」調査レポート92021 JUL. Vol.438

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