キャリアガイダンスVol.442
46/66

『世界を、こんなふうに見てごらん』日髙敏隆(集英社)芋虫には何がどう見えている? 昆虫や動物の目になって見つめる世界は、驚きと不思議でいっぱいだ。自然といきものを見つめ続けた動物行動学者の日髙センセイが、「世界を、こんなふうに見てごらん」と語りかけ、「自分だけのなぜ」をもてと背中を押してくれる。人間が見ている世界だけが世界ではない。いきものとしてのおおいなる「地」の転換に誘われよう。『錯視芸術:遠近法と視覚の科学』フィービ・マクノートン(著)/駒田 曜(訳)(創元社)平面の絵に奥行きを感じたり、ありえない構図がありふれた風景にしか見えなかったり。人間の知覚はかくも騙されやすい。「描かれたもの」と「見ているつもりのもの」のズレを認識したときに、頭の中に潜む「先入観」にはたと気がつく。御来迎のようなブロッケン現象から地と図のマジックまで、遠近法とだまし絵を通して、知覚を支える「地」の危うさを思い知る。『WHAT IS LIFE? 生命とは何か』ポール・ナース(著)/竹内 薫(訳)(ダイヤモンド社)「生命とは何か」。人類の永遠の問いに「生物学の5つの重要な考え方」を重ねると、何が見えてくるだろう。「細胞」「遺伝子」「自然淘汰による進化」「化学としての生命」「情報としての生命」――見方の「地」を切り替えながら「生きている」ということの不思議に迫る。複雑な生命の「意味」を果敢に展望する、ノーベル賞生物学者ポール・ナースの処女作。※ダウンロードサイト:リクルート進学総研>> 刊行物>> キャリアガイダンス(Vol.442)462022 APR. Vol.442

元のページ  ../index.html#46

このブックを見る