キャリアガイダンスVol.442
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622022 APR. Vol.442日本文化の普及も留学プログラムの一環。保育園の子どもたちが喜んで紙飛行機で遊んでくれました!いろいろな国から集まった高校生たちと、ボランティア活動で小学校の校舎の壁のペンキ塗りもしました。留学プログラム外でしたが、自分からお願いして現地の中学校で日本文化の授業時間をお借りし、長崎の原爆で祖母が被爆体験をした話を紹介しました。私の名前の「サワ」はスワヒリ語で「OK」。それを伝えると現地の子どもたちが笑顔で返してくれます! 小3のときに、貧困地域支援のポスターで哀しい目をしたタンザニアの女の子に衝撃を受けました。でも、ネットで調べたら、貧困だけがタンザニアのすべてではなかった。いつか自分の目で事実を確かめに行きたいと思ったのです。そして大学受験を控えた高3の夏、周囲の反対を押し切りタンザニアに留学! 教育ボランティアには世界から高校生が集まり、他国の生徒より英語ができず最初は大変でした。「自分にしかできないことは?」と考え、現地のスワヒリ語を日々勉強。すると他国の生徒から「これスワヒリ語でなんていうの?」と頼られるように。この体験で、困難を乗り越えるには自分ができることを増やせばいいのだと知りました。自分の目で生のタンザニアを見て、「どこの国でも子どもは同じ。哀しければ泣くし嬉しければ笑う」と知ることができました。子どもたちから学びを得たことで、学ぼうと思えば世界や身近な場所など、学校の外にも〝先生〞がいることが理解できた経験となりました。高校卒業後、大学に行く意義を考え直すために、約1年間、フリーターになり日本各地を旅しながら体験的な学びを重ねる。2021年、マレーシアのサンウェイ大学に進学し1年間の大学準備コースを終え、2022年2月より同国のモナッシュ大学に進学。山西咲和さん(20歳)諫早高校(長崎・県立)卒業留学前留学中留学後 [留学した年齢]17歳 [留学した国]タンザニア [留学期間]高校3年の7月初旬から2週間 [留学内容]保育園での教育ボランティア [留学しようと思ったキッカケ]高校生平和大使の活動で出会った他校の生徒に「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」*を教えてもらってコンフォートゾーンから飛び出すことで、学校生活ではできない出会いや体験ができるのが留学。その経験者たちに、リアルな留学ライフと気持ちの変化について語ってもらうシリーズです!取材・文/長島佳子旅人という名のフリーターとして1年間、日本各所をテーマをもって旅をするリアルライフで多様性を体感できるマレーシアの大学で幅広い学問を学べて、すっごく幸せ!子どもたちのあふれる笑顔に、子どもはどこの国でも同じと知る英語がネイティブの留学生たちについていけず大変だったが、「自分にできること」を見つけて乗り越えた!受験生のため先生にも親にも留学を止められたが、自ら準備して説得成功!これから高3。このまま大学を選んでもいいのか? 実際に自分が学びたいと思っているものを見に行きたい!帰国して再び、日本での進路選択の問題に直面する*「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」 (以下、文中では「トビタテ!」)とは文部科学省が官民協働で留学促進を展開するキャンペーン。

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