キャリアガイダンスVol.444
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今年度から高校でも実施されている新学習指導要領では、知識・技能だけでなく思考力の育成が求められている。そのためにも「具体の行き来が重要であることが、このワークショップで語られてきた。今の時代の社会では、より思考力が求められていますが、知識力があっての思考力です。2つの力は価値観が対極であっても、どちらか一方ではなく両輪として求められています(図抽象」先生たちから、「知識力を伸ばす指導には自信があっても、思考力を伸ばす指導に悩む教員が多い。どうしたらよいか?」という質問が出た。そもそも知識力は全員一緒に底上げする力、思考力は意欲が高い人が他を引っ張り上げるアプローチが向いている力、という違いがあります。まずは、特に意欲が高い先生からさらに磨く取組を積み上げて、他の先生方を引っ張っていくことで、最終的に全体へと広がっていくといいですね。今日のようなワークショップに参加いただいた先生たちが先陣となって、他の先生方に良い影響を与えていただければと思います。*体験からの学びを深める指導力をどう高めていけるか、教員同士が協働していくことで、その答えが見つかるかもしれない。体験で広がる具体から本質や法則を見出していく9)。体験学習は両輪を身につけるために有効な学び方でしょう。しかし、体験をただ繰り返すだけでは、個別の情報や知識は増えても、体験同士の共通性や法則は見えてきません。図10のように情報量を横軸とした場合、横の広がり(知識量)だけでは変化の時代に未知のことに遭遇したときには太刀打ちできないからです。「具体抽象」という縦に行き来する思考を身につけることが重要で、縦の広がりが大事なのです。縦の広がりとは、具体的な体験の積み重ねから、より抽象度を上げていくということです。縦が広がると、自分が体験していることを膨らませて、これから取り組もうとするさまざまな体験に応用できるようになります。例えば、体育祭で体験した教訓を文化祭など他の学校行事で活かすことができる。「具抽象」の思考を繰り返していくことで「知の発展」になっていくのです。細谷氏のワークショップを体感した意欲が高い先生が全体を引っ張っていってほしい25具体と抽象を意識することで、体験したことを「まとめると何か」という学びを導くことができる。2022 OCT. Vol.444「具体抽象」の思考の繰り返しによって、共通する法則を見出すことができたとき、知が発展していく。  *体   *知識力と思考力は価値観が正反対であるが、どちらか一方ではなく両輪の力が求められている。図11図10※ダウンロードサイト:リクルート進学総研>> 刊行物>> キャリアガイダンス(Vol.444)図9「具体抽象」を繰り返すことでどう変わっていくでしょう?

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