キャリアガイダンスVol.444
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ただ歩いて、写真を撮って、絵に描くだけなのに今まで素通りしていた「知の種」が見えてくる今夏、小誌編集部は体験から学ぶためのヒントを求め、『探究する力』の著者である市力さんに「Feel度Walk」を実施して市川  8もらいました。参加したのは埼玉県立小川高校の生徒たち11名と先生方です。「Feel度Walk」とは、あてもなく歩き、なんとなく気になるものを記録してスケッチすること。偶発的な出会いを通じて、感じ取る力(感度)を上げる狙いがあります。不安そうな生徒たちを前に、市川さんは「今日は学校の周りを歩くよ。毎日見ている景色に、特別なものなんてないと思う? なら、気になるものを見つけて、あちこち立ち止まっていたんじゃないかな。今日は子どものように歩いてみよう」と話し始めました。子どものころ行事、部活動、探究、そして日々の授業。高校は体験に満ちています。生徒一人ひとりが、日常的な体験を通して新たな発見をしたり、主体的に学びに向かえるようにと、さまざまな教育活動のなかで工夫をこらしている先生も多いと思います。「体験から学ぶ」とはどういうことなのか、どうしたらより学びを深められるのでしょうか。■■■■■■■一般社団法人みつかる+わかる代表理事。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。元東京コミュニティスクール校長。大人と子どもが一緒になって探究する学びを研究・実践。多様な人が好奇心を発揮して共に成長する場をつくるジェネレーターとして活躍。取材・文/塚田智恵美 撮影/竹内弘真2022 OCT. Vol.444ワークショップ企画・実施さん協力/小川高校(埼玉・県立)川 力

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