短いキーワードを書き出し、そこを起点に地図を描くように思考の広がりを可視化していくのがマインドマップ。アイデア出しなど発想力が求められるシーンでよく使われるが、自分の潜在的な興味・関心や動機、価値観を深掘りし、可視化するのにも有効だ。ありたい自分ややりたいことを探るという、高校でのキャリア教育や進路指導との相性もいい。31「自分のあり方」を見つめるキャリア選択 ミラパタは、「心構え」をつくる手段の一つです。カードの「状況・問題・解決」まで読み込んで自分自身の経験や課題と照合すること、そして、生徒同士のコミュニケーションを通して気づきを得ることを大事にしています。生徒からは、「未来の自分の理想像を思い描いてみようと思った」「生活の中にパターンを取り入れていきたい」など前向きな声が寄せられています。進路指導部が行う、就職希望の3年生向けの「就職講座」にて(1学期に実施)。生徒が志望動機を言語化し、動機に合った就職先を見つけ、履歴書作成につなげるため。①「仕事に就きたい理由・きっかけ」、②「就職を希望する会社のPRポイント・自分がとのように関わるか」、③「入社後の意気込み(自分の長所やがんばってきたこと)」の3つの要素について、思いついた言葉を自由に書く。書き出した言葉のうち関連性があるものは線でつなぐ。また、書き出した言葉から浮かんだことを、短い言葉で書いていく。マインドマップを参考に、上記の3つの要素について2〜3文の短い文章を書いてみる。カードは「A:輝き方を見つける」「B:輝く場所を見つける」「C:輝く先に向かって進み続ける」の3パートに分かれており、進路選択のステージに応じて活用できるようになっている。※Amazon.co.jpで購入可能※ミラパタの学校での導入方法に関してのオンライン説明会も予定。詳しくはクリエイティブシフトのウェブサイトをご確認ください。https://creativeshift.co.jp/product/2372/2023 APR. Vol.446携帯電話販売事業者に内定したある生徒のワークシート。「(携帯電話は)身近にあるもの」「若者から年配の人まで」「よりわかりやすくしないといけない」「だれでもわかるように」とその仕事に就きたい理由を深めていった。※ダウンロードサイト:リクルート進学総研>> 刊行物>> キャリアガイダンス(Vol.446) 文章を書くのが苦手な生徒でも、キーワードなら書ける。じゃあキーワードから広げたり深めたりしていこうと考えたのが、マインドマップを取り入れたきっかけです。こちらから「なぜ・どうして・どのように」と問いかけ、具体化、言語化を促しています。志望動機が書けないという進学希望者にも、マインドマップを描くようアドバイスしています。 高校生、大学生が進路を考えるためのツールとして開発されたのが、「未来の自分をつくる場所 進路を考えるためのパターン・ランゲージ(通称:ミラパタ)」。27枚のカードに記された考える視点やヒントを基にリフレクションし、「自分らしさ」や「自分のあり方」を出発点に、自分が輝く場所を見いだしていく。2年次末(3月)、LHRの時間などを使って。ゲーム、イベント感覚で一過性のものに終わらせないよう、パターン・ランゲージについて生徒に丁寧に解説してから行った。生徒が自分自身の混沌とした状態を整理し、自己を発見する。個人でカードを読み、自分の中で「実践している」「少ししている」「してない」に振り分ける。改めてカードを吟味し、自分が人にエピソードを話せそうなパターンを選んでワークシートに記入する。「日々自分が大切にしていること」「なぜそれが大切なのか」などをグループでシェア。互いの発表に対して、記入もしくは口頭でフィードバックする。最後に振り返りを行う。by 白井高校(千葉・県立)
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