ntegrated GobaResearch/統合l 加えて国際科を設置して以来、グローバル教育が大きな特色だ。同年にスーパーグローバルハイスクール(SGH)の指定を受け、国際科を対象に課題解決学習を導入するとともに、普通科も含めた海外研修や国際交流の拡充などに力を入れてきた。同校は併設型中高一貫校で、久保田幸成教頭は「中学・高校のいずれも国際交流や社会課題に関心の高い生徒が多い」と話す。ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業の開発拠点校となった。対象を普通科にも拡大し、SDGsの視点を取り入れた文理融合型の探究活動など、新たな取組を進めている。同事業の目標は、「世界の平和と共生」に貢献するイノベーティブなグローバル人材の育成。「世界の平和と共生」という文言には、同校の歴史のなかで大切にされてきた「ともによき世を創る」という方針と、非核平和都市長崎にある学校としての思いが込められている。発見・解決力」「創造力」「情報分析・活用力」「自己表現力」「協働性」「学ぶ意欲」「地球市民性」を掲げ、「WWL7」と総称している(図1)。これをスクール・ポリシー(育成を目指す資質・能力に関する方針)にも設定。ルーブリックを作成し、長崎東高校は2015年度、普通科にそんな同校が20年度、WWL(ワールド・また、育成したい資質・能力には「課題グローバル探究を全校に拡大SDGsの視点を取り入れ「やりたいこと」を軸に多様性のあるチームをつくる生徒は年3回自己評価を行っている(図2)。WWL事業の立ち上げは、折しもコロナ禍による混乱期にあたった。WWL推進室長・鳥居正洋先生によると、それがプラスに作用した面もあるようだ。 「教育活動が制限されるなか、今できることをやろうと、分掌を越えて有志の先生方が集まって、WWL7の言語化や評価方法などについて何度も話し合いました。多くの先生方と協働して推進する土台づくりにつながったと思います」WWL事業の主要プログラムは、併設中学校から高校までの6年間で展開する探究活動だ(図3)。まず中学校では、長崎市の子どもが小学生のときから学んでいる「平和」をテーマにした調べ学習から入り、徐々にSDGsの枠組みを取り入れて視野を広げていく。高校では、高校からの入学者も加わり、本格的な生徒主体の探究活動に入る。1学年では、学校設定科目「IGR」 (Il 型グローバル探究)において大学教授や企業人の講演などを通じて身につける教養やスキルを基礎とし、総合的な探究の時間でSDGsをテーマにした探究活動にクラス内のチームで取り組む。 「本校の探究活動の根底にあるのは〝ともに〟よき世を創ることですから、協働性を重視し、チームでの探究を基本とし取材・文/藤崎雅子2023 APR. Vol.44648生徒が自走する探究活動を、一般教科も巻き込みながら推進する長崎東中学校・高校。生徒は、多様な個性をもつ仲間と社会課題解決に取り組むなかで、大きく成長しています。総合的な探究の時間 SDGs 文理融合型の探究 高校生国際平和会議探究ピア・サポート ルーブリック 探究を軸にした授業改善学校の礎となっている「ともによき世を創る」の言葉を大切にし、
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