橋口翔平さん令和4年度教員採用試験合格者(卒業生を含む)かれるということは繰り返し指導されてきました。そのうえで子どもを一人の人間として向き合い、相手に寄り添ってコミュニケーションすることを今も強く意識しています。 小学校の先生のいちばんのやりがいは、子どもたちの変容を間近で見られることですね。小学生は1年間でいろいろなことができるようになりますから。こんなに字が上手になった、こんな計算ができるようになったという一つ一つの成長を子どもたちが自分自身で実感したときの、喜びに満ちた子どもの表情を見たときが何より嬉しいです。その積み重ねで、この先この子たちがどのように成長していくのだろうと想像するとワクワクしますね。 今、教員になって4年目なのですが、まだまだ授業力は磨いていかなければと感じています。そのため、ほかの先生の授業を見学し、研究するなど、今も日々努力を重ねています。 四天王寺大学の強みの一つは教員採用試験合格実績。過去10年間では1,977人の教員を輩出しており、2022年度は、卒業生を含む合格者総数が156人。このうち現役合格者数は70人に上る。メインは小学校教諭(53人)だが、養護教諭(2人)や中学校・高等学校教諭(15人)も輩出している。小学校教員就職実績は、西日本トップクラスで、全 「先生になりたい」という希望をもつようになったのは中学3年生のときですね。小学校や中学校での多くのいい先生との出会いが大きかったです。なかでも小学6年生のとき、私はけんかっ早い子どもだったのですが、他の学校の児童と揉めたとき、担任の先生が頭ごなしに叱るのではなく、手を出すのを我慢できたことを褒めてくれたんです。そ国では16位だ。 その実績を支えているのが、教職教育推進センターが実施する教員採用試験対策の課外講座。基礎力を養うための教採攻略講座、自分のペースで学習ができる教採e-learning講座、夏期・春期の集中講座を設けており、4年間を通して教員採用試験合格の力を養える体制だ。このほかにも、センターでは教員就職に関する相談、教育委員会から担当者を招いたガイダンスなどを実施している。のとき、自分を肯定してもらえた気持ちになり、「先生ってすごい仕事だな」と感じるようになったんです。その記憶がずっとあったんですね。 教員就職の実績を重視して四天王寺大学を選びました。自分の夢に直結しやすいと感じたんです。 四天王寺大学では、教育実習だけでなく、インターンシップなども通して、現場で多くの経験を積むことができました。学内でも模擬授業をやるのですが、それだけでは限界があります。現場ではいろいろな先生がそれぞれに工夫して授業を行っているので、一人ひとりの先生の授業がすべて参考になりました。そこで学んだことを模擬授業に応用することで、現場で使える力がだんだんと養われていったと思います。 授業のテクニック的なことだけでなく、人間として成長することの大切さも四天王寺大学で教わった大切なことです。人間として未熟だと子どもにも見抜2019年3月卒業大阪市立大宮小学校教諭直近10年間での教員輩出数Vol.446 別冊特集7
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