キャリアガイダンスVol.447_別冊
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(他学部履修も可能)専門カリキュラム国際センター、資格取得支援センター、キャリア支援センターなど実学教育開発全学共通カリキュラム 未来会議は一つの象徴だ。CUCは変わり続けることを志向する大学であり、そのカルチャーは教育に関しても大きく影響している。 「本学が育成を目指すのは『自ら学び続けて変化に対応できる人材』。そのためには、教える側の大学や教員が、常にその意識をもって変わり続ける必要があります。かつ、時代に合わせて受動的に変化するだけではなく、自ら主体的に動いて、微力ではあっても社会に影響を与える大学でありたい。本2025年度以降教育の全体像 未来会議では、大学にホームルームとキャリア教育とアクティブラーニングが合わさったような場、放課後の教室のように話せる場を作ろうと提案しました。2025年からの新体制では、初年次の半年間、「自分未来ゼミ」として全学共通の必修となります。学部横断で、これからの学生生活や自分の未来のことを車座になって語り合おう、それを通して議論する力を身につけよう、まだ何者でもない自分たちを確認し合おうと。今、多くの大学でなんとなく入学した学生が学では、学生もその一員だと考えています」(今井副学長) 実学教育を理念とし、新しい時代の治道家を育成することを使命として、日本経済を担う企業や官公庁、ソーシャルな組織・団体で活躍する人材を輩出し続けるCUC。同大学は正課・正課外を問わず、学生が主体的に取り組むプロジェクト活動が活発だ。多くの学生が、企業と連携したプロジェクトや地域・社会に働きかけるプロジェクトを通して、行動する力を養っていく。居場所をなくし、離籍してしまうことが問題になっていますが、自分未来ゼミはまさに居場所作りにつながる試みだと考えています。学部を越えてお互いに刺激し合える仲間ができますし、今後の学生生活の指針もできますから。 自分未来ゼミはグループワークですから教員のファシリテーション能力が重要。そこを伸ばす取り組みも、教員同士のグループワークで進めていきます。学生たちに学び続けることが大切だと教えるわけですから、教員自身が変わり続けていなければ嘘になる。自分未来ゼミを担当する20人強の教員陣を「戦う集団」にしていきたいですね。 その一例が「学生ベンチャー食堂」。学内のフードコートの店舗は、手を挙げた学生が運営を担当。大学のサポートもあるが、自ら出資をし経営をする。 「とにかく『やってみる』ことが本学のポリシーです。うまくいかないことも当然あるでしょう。それでいいんです。『では、どうしたらいいのか』を考え、それを次の行動につなげることで、実社会で通用する力を身につけてほしいですね」(今井副学長) 実学教育を理念に、教育、さらには入試に関しても不断の改革を続けるなかで、学生の表情や姿勢も変わってきたと今井副学長は語る。 「コミュニケーション力がある学生が増えて、学内が明るくなりました。また、主体的に学ぶ学生も増えてきたと感じています」 変わり続ける大学だからこそ、自ら行動し、変化を仕掛け、リードする人材を育てることができる。それがCUCの教育の本質だ。6国際教養学部准教授常見陽平さん図1各専門科目(構想中)Vol.447 別冊特集総合政策商経学部学部グローバルサービス創造学部人間社会学部情報・データサイエンスアドバンスト科目基盤教育科目基盤教育機構キャリア総合教養

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