りをするのが当たり前の昨今。非言語のコミュニケーションが増えた若者世代に対して、世間では言語化力の低下を指摘する声もあります。しかし、はたして今の高校生は、言葉にする力や、言葉への意識が低いのでしょうか。合っているのか。言葉になる前のもやもやとした想念から、言葉を外に放つまで、どんな意識を向けているのか。高校生の率直な考えを聞いてみたいと考えて、小誌は、北海道上川郡東川町で「私と言葉」を考える座談会を実施しました。名です。ただし、自分の内側の声に耳を傾け、考えを語るのは難しいもの。そこで地域の大人の方たちにもご参加いただきました。大人も交えてワークや対話を行いながら、何かを考え、理解し、言葉として表出させるまでの過程に意識を向けてみることに。思いが言葉に結実するとき、自分の中で何が起きているのか。高校生が思考を深めていく様子をレポートします。SNSでは、スタンプや絵文字でやりと高校生は普段、どのように言葉と向き参加してくれたのは、地域の高校生5「もやもや」が言葉になるとき ■大人の皆さん:桐原まどかさん、塚越さちさん、鳥羽山 聡さん、安井早紀さん、畠田大詩さん■高校生:藤谷 遥さん、水澤なつ保さん、北畑奏音さん、鈴田龍哉さん、大上光純さん取材・文/塚田智恵美 撮影/竹内弘真 2023 OCT. Vol.44814
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