福岡女子商業高校は、キャリア教育プログラム等を提供するJapan Education Labと連携し、1年次にこれから将来を考えていくうえでの自己理解の重要性を認識し、高校生活に対する展望につなげるための「自己理解ワーク」を実施した。 個人ワークと、他者との共有を交互に展開。多様な他者の価値観に触れながら自分自身について考え、その内容を自分で認識するだけでなく他者に言葉で説明することによって、よりよよよよよよよよりりりりりり具体的で深い自己理解へと導く。。。。。。。さらに、自己理解を踏まえて、高校生活で挑戦したいこと(WILL)の具体化を図る。31※Japan Education Labのサイトにも実践レポートが掲載されている https://bit.ly/3RlrxNB2023 OCT. Vol.448「私にしか言えない言葉」過去の経験や好きなこと、他者から言われることなどから、自分らしさを10文字で表現。その内容は周りの人と共有する。72の価値観ワードのなかから、好きな言葉や自分に合うと思う言葉を3つ選択。その価値観が、これまでの高校生活でどう具現化されたのかをエピソードで振り返る。シート記入後、会場を歩き回って「同じ価値観ワードを選んだ人」と「気になる価値観ワードを選んだ人」を探し、意見交換を行う。(講師より、自分の価値観と高校生活の掛け合わせが進路選択にも役立つことを伝える)自分のWILL(これから挑戦したいこと)・CAN(自分にできること)・MUST(やるべきこと)を書き出す。この3要素を意識しながら高校生活をどのようなものにしていきたいかをイメージし、「創造的WILL」として文章に落とし込む。STEP1と2のワークを参照し、自分の本来の姿や価値観に則っているかを確認する。個人ワークと他者との共有を交互に繰り返しながら進行。生徒が取り組むワークシートと、トと、トと、トと、と、トと、トトと、STEP2で使用する価値観ワードワーワーワーワーワーードドドドドドの一部。※ダウンロードサイト:リクルート進学総研>> 刊行物>> キャリアガイダンス(Vol.448)学年団で現状の課題について話したうえで、自己理解を通して高校でやりたいことを考え、言語化することに重点を置くプログラムをデザインしていただきました。本校では日常的に、「対話の土台を築く」ために「否定せず断定しない」「答えは1つと思わない」「心の変容を許す」を心掛けています。本ワークでも同様のスタンスで、生徒の考えや思いを引き出し深めることを大切にしました。生徒からは「自分を紹介することは元々苦手だったけれど、今回のおかげで自分のことを少し知れた」といった感想もあり、今後も言語化を通じて自己理解を促していきたいと思います。(福岡女子商業高校 コミュニケーション・センター 黒澤 永(はるか)先生)
元のページ ../index.html#31