頭に思い浮かんだことをそのまま書く「ジャーナリング」は、心身の健康や自己肯定感の向上に効果があるといわれている。AIジャーナリングアプリ「muute」はいつでもスマホやアアアアアアアPCから記録ができ、感情の変化やPPPPPPPPよく使った言葉などのレポートが週・月単位でフィードバックされるので、振り返りの習慣化がしやすい。 表現することに自信をもたせるため、年3回実施している図書館主催コンテストのテーマの 一つ。「やばい」「〇〇しか勝たん」などありきたりの言葉を使わずに、自分の言葉で「推推推推推推推推し」を称える文章を作成し、競う。題材はアイドルやアニメ、食べ物など何でもOK。国語や英語の教員と連携し、授業のなかで取り組むこともある。※アプリは有料(プレミアムプラン月払い500円/年払い5000円)※教育機関向け「muute for school」あり(https://muute.jp/school)頭に浮かんだことをありのままに書いて、自分と向き合う。AIが1週間・1カ月の記録を分析して自動フィードバック。レポートを見て振り返る。過去の記録やレポートを、進路選択や探究テーマ探しなどの参考にする。● 自分のことを書き出すことは意外と楽しい、と気づかされました。● 自分の考えていることを文字に起こすことで、頭の中がスッキリしました。● 思考や感情が整理され、自分から能動的に変化しようと思えました。1カ月のレポートの一部。頻出の感情が視覚化される。(「muute for school」を利用した中高生アンケートより)自分の「推し」の魅力や理由について400字程度の作品を募集。教員と図書委員会の投票により優秀作品を選考。入賞者を表彰。図書館の特設コーナーを設置し、最優秀賞作品と、その「推し」関連の動画や書籍を展示。自分の言葉で話すことに躊躇する生徒が目立ちます。自信がなかったり、正解しか言ってはいけないと思ったりしているようなので、「言っていいんだよ」を前面に出してコンテストを実施しました。生徒同士で表現を認め合うことで、自信を高めた生徒もいます。進路や将来に関する自己表現にもつながっていくと期待しています。(司書 相川光子先生)コンテスト告知ポスター。2023 OCT. Vol.44832
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