小学生のころから海外の動画サイトでプログラミングと英語を独学で学んできました。それを海外で実践的に活用してみたくて、学校の先輩が多数体験していたトビタテ!に応募しました。希望はシリコンバレーでしたが、コロナ禍で叶わず、学校の協定校でもあるマレーシアの工科大学に留学しました。自分はもともと心が折れやすく逆境に弱いタイプだったので、マレーシアに着いた当初は、開発途上の郊外の街並みや時間を守らない国民性に戸惑い、絶望した気分に。でも、逃げ場のない環境と、完璧でなくても新しいものを取り入れていくマレーシア文化に触れ、主体性と挑戦するマインドが醸成されました。マレーシアの人たちはとにかくポジティブで親切。自分から働きかけていくと、本当に良くしてくれました。留学後は別人になったと周りから言われます(笑)。留学前には失敗を恐れ、挑戦できなかったインターンシップに参加するなど、体験を次の一歩につなげる力がつきました。街で見たイスラムの伝統モチーフを、プログラミングやCGソフトを組み合わせて作成。高価な3Dプリンターでコースターに。研究室の仲間が自分のためにバス旅行を企画してくれて、あちこちに連れて行ってくれた。ついに渡航! 羽田空港とクアラルンプール空港の両方に感動!プログラミングとは関係のないナノサイエンスの研究室だったが、教授が人脈をつないでくれたり、最大限の配慮をしてくれた空港からいきなり研究室に連れて行かれ放置渡航先から3カ月間連絡が来ず、本当に行けるか不安しかない日々※掲載内容は2023年11月時点の情報です。クアラルンプール中心部はすべてが最新テクノロジーで開発され、東京以上に未来的な都市! 発展中のすごさを感じた研究室の仲間となじめるようになり、アンバサダー活動で、鶴、バラ、コマ、カエルなどの折り紙を教える。100枚全部なくなった!イスラム文化で長ズボンが必要と知り、2km先のユニクロまで道なき道を歩いて行く。予想外の荒れ果てた環境に絶望プトラジャヤのピンクモスクで、日本から来た高校生のバックパッカーとの出会いも刺激に。研究室の友人たちおすすめのクアラルンプール100カ所を、10日間で巡った。街のシンボル、ペトロナスツインタワーと、KLCC公園の噴水ショー。 研究室の仲間がお別れパーティーを開いてくれた帰国5日前にようやく学生IDとトビタテ!用資料を受け取るクアラルンプール100カ所巡りの一人旅を実践! 途中、バックパッカーの日本人高校生と出会い、トビタテ!の留学生以上の行動力に刺激を受ける憧れていた複数の企業のインターンシップに参加小学4年生から独学でプログラミングを始め、アメリカ人の動画配信サイトでプログラミングを学びながら英語も身につけていた。将来はIT業界で社会課題を解決できるよう、複数のインターンシップに参加して実践的に学び中。 [留学した年齢]18歳 [留学した国]マレーシア:シャーアラム [留学期間]高専3年の8月から約1カ月半 [留学内容]語学研修・プログラミングの社会実装 [留学しようとおもったキッカケ]在籍校は「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」*の経験者が多く、学校での説明会に参加して。*「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」 (以下、文中では「トビタテ!」)とは文部科学省が官民協働で留学促進を展開するキャンペーンによる留学支援制度。最後に研究室の人たちがお別れパーティーを開いてくれた。カラフルな国民性でケーキも派手。2024 JAN. Vol.44952留学前コンフォートゾーンから飛び出すことで、学校生活ではできない出会いや体験ができるのが留学。その経験者たちに、リアルな留学ライフと気持ちの変化について語ってもらうシリーズです!留学中留学後取材・文/長島佳子上津原和弘さん(19歳)徳山工業高等専門学校(山口・国立)4年生
元のページ ../index.html#52