単発で終わっている進路学習を点から線に、面にしていくには情報のインプット(講演)とアウトプット(ワーク)を接続し、点を線に広げる for for 稲築志耕館高校は、普通科から改編された福岡県初の総合学科高校。約100科目のなかから授業を選択でき、2年次からは大学・短期大学、専門学校、公務員、就職の進路に合わせ、生徒が自由に時間割を作ることができるのが特徴だ。「自分で時間割を決めてやりたいことを学べるのですが、そのためには1年生の7月には進路選択をし、夏休み中に三者面談をして短い期間で進路を決定しなければなりません。総合学科ですから『産業社会と人間』の授業でキャリア教育を行い、進路講演も行っています。しかし、それが点で終わってしまい、線や面になって広がっていかない。周辺に大学も少なく、都会のようにさまざまな種類の仕事もない地方都市で、生徒たちの選択肢をどう広げていくかが長年の課題になっていました」と進路指導主事の伊藤衣里子先生。(DREAM)』を実施。合わせて、同ツールのその課題解決に役立ったのが、進路選択を支援してくれるツール『スタディサプ リ リ『未来事典』を使って職業調べ学習をした「2023年、生徒一人ひとりにタブレットが導入されたのを機に活用を開始。スマホにもアプリを入れられるので、興味のある生徒は自宅でも活用でき、進路を考えることが身近になったと思います。『適性診断』後のアンケートでは、〝予想外の仕事が自分に合っていて可能性や視野が広がった〟〝こんな道もあるんだと発見があった〟と答えた生徒が多くいました。また、例年行ってきた職業別の進路講演は、その仕事に興味のない生徒は内容に集中できずに終わってしまうため、今年度はリクルートで行っている未来を考える『未来講演ところ、生徒たちはとても真剣に取り組SCHOOL』だという。んでいました。抽象的な講演とワークを接続し、具体的な学びに落とし込めた、つまり点を線にできた好事例だと思います」と伊藤先生。また、2年生の指導には、『スタディサプ検索・予約機能』が役立ったという。「自分から情報を取りに行くのが不得意な生徒が多いのですが、講演会で参加方法のレクチャーを受ければ、生徒たちはアプリを使って予約検索ができる。なかには、比較すべきポイントをワークブックにまとめてから5校予約して見学し、自分に合った専門学校を見つけた生徒もいました。ただし、夏休みにオープンキャンパスに参加した生徒は、1校参加がほとんど。春から次年度に向けては複数校に参加して比較検討できるように、就職希望の生徒も上位校で学ぶことで可能性がどう広がるのか実感できるように、体制を整えていきたいです」点から線へ、面へ。「その道筋が見えてきた今はすごく楽しみ」と伊藤先生。SCHOOL』の『オープンキャンパステーマ▶キャリア教育 目的▶進路学習の3年間の流れを作る取材・文/丸山佳子スタディサプリ for SCHOOL『オリジナルワークシート』「未来事典」を読みながらまとめる●2年生5月「学校・学部選び/オープンキャンパス活用講演」スタディサプリfor SCHOOL「適性診断」進路実現に向けた詳しい性格診断を再度実施スタディサプリfor SCHOOL『オープンキャンパス予約』夏休みに参加できるキャンパス、イベントを検索スタディサプリfor SCHOOL『オープンキャンパスワークブック』オープンキャンパスに参加した学校の比較検討を行う●3年生スタディサプリfor SCHOOL 『志望校・併願校を決定』入試に向けて、これまで自分が検討してきた志望校・併願校の情報を整理し、比較して見極めるスタディサプリ for SCHOOL活用法●1年生5月『文理選択講演』スタディサプリ for SCHOOL『適性診断』視野を広げる適性診断11月『未来講演(DREAM)』夢の見つけ方についての視点と問いを見つけるスタディサプリ for SCHOOL『未来事典』約100人の仕事人の取材記事から、さまざまな職業の理解を深める。興味をもった学問に対しての内容も深める機会にもリクルートサービスを活用した実践事例612024 JAN. Vol.449進路進路指導部 主事 伊藤衣里子先生(看護)創立1923年/総合学科(共学)生徒数481人(男子236人、女子245人)進路状況(2023年3月実績)大学39人、短大16人、専門学校等100人、就職49人、その他15人課題活用視野を広げる手段がわからなかった生徒たちが、ICTを活用した進路支援ツールで未来を考え始めた稲築志耕館高校 (福岡・県立)
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