キャリアガイダンスVol.450
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ng friends and relatives団体は、仮説を検証するためのプロジェクトを次々実施してきた。長引くコロナ禍で大規模な検証はしづらかったが、プロジェクトを通じて明らかになったことはシンポジウムなどを通じて随時公開している。右ページで3つの事例を紹介するが、このほか2023年度の活動として以下のようなものもある。●異文化交流・旅の学びの効果検証旅もしくは異文化に触れることで中高生がどう成長していくか検証。各学校の既存の活動をベースに、APU留学生との交流機会を設け効果検証を行う。●国内旅行と海外旅行における自己効力感形成の比較研究沖縄・韓国研修に参加した大学生    「おそらくこうした力が伸びるだろう、まざまな現実に触れることで、参加者が合理的に判断し、柔軟に考えること 「旅との学びの協議会」が発足した2020年6月といえば、新型コロナウイルス感染症流行による緊急事態宣言下、世の中がステイホーム一色に染まっていた時期だ。当たり前が当たり前でなくなった社会において、旅行をとりまく業界は改めて、旅をすることの意味や価値を自身に問わざるを得なくなった。津田さんは次のように話す。 「実はコロナ以前に、航空業界は、脱炭素社会の実現に向けてどう対応するかという課題を突き付けられてきました。人々の間で、CO2を排出しながら移動することへの罪悪感が高まるなか、それを上回る旅の価値を提示する必要があったのです。図らずもそれを明らかにしたのがコロナ禍だと思います。というのも、話が少し逸れますが、航空業界では顧客動向を分析する際、渡航目的を【ビジネス】【VFR】【レジャー】の3つに分けて考えます。VFRとはVisitiの略。帰省や冠婚葬祭などを含む、人の必要性などの気づきを得た結果だと分析しています」(津田さん)に会いに行くことが目的の移動です。3つのうち、コロナが明けても回復が鈍いのは【ビジネス】のみ。残りの2つは回復もしくは反動により需要が増しています。そう考えたとき、人に会いに行く、あるいは心の豊かさを求めて移動するという欲求は、人間の本能に組み込まれているとさえ思うのです。そうした、より価値の高い移動に収れんされていくことを考えたとき、旅行に携わる事業者として何ができるか。人と人とのつながりという意味では、移動先の地域には多くの人が生活しています。けれどこれまでのパッケージ化された旅では、旅行者と地域の人との間に横たわる壁が壁のままというケースがほとんどでした。それは、とてももったいないこと。異なる人とのコミュニケーションによって体験価値は高まり、多くの学びが生まれます。さまざまな検証を通じてわかってきたそうした事実を、今後の旅や教育のあり方に活かしていきたいと考えています」を対象に国内旅行と海外旅行における自己効力感形成の定量分析と発生要因を比較検証。●旅がもたらす学びの効用体系化協議会会員に「学びがあった旅」と「学びがなかった旅」をヒアリングし、学びの効用と影響を与えた因子を洗い出す。●サイクルツーリズムの効果検証ガイドのありなしが五感に与える影響など、「サイクリング×人のつながり×学び」の相関性を調査。●「旅の質問ノート」を活用した、人とのつながり×学びの旅の効果検証事前に地元の方と協力して作成した質問ノートを活用し、学びの効用や地域愛を調査。こうした、さまざまなプロジェクトにおいて旅の効用を手軽に検証できるよう、効果測定ツールも開発。イノ旅などの旅の前後で、傾聴力、主体性、独創性、内省力に関する力の向上があることがわかってきた(21ページ図3)。という仮説と一致する結果が得られることが多いのですが、意外な結果が出ることもあります。例えば、旅をすることで却ってマイナスに振れた項目として、『論理的で納得性の高い結論を導き出す』というものがありました。考え方が違う人たちとの出会いや、さポストコロナの旅と学びの新しいあり方特集 旅と学び特集 旅と学び232024 APR. Vol.450

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