ですが、『むかわ学』を通して、自分が本りました」。そう話すのは、卒業を目前に控えた3年生の佐々木颯大さん。「むかわ学」では、大好きな「馬」をめぐる「野球がやりたくて鵡川高校に来たん当に好きなこと、やりたいことが見つか旅を仲間と共に続けてきた。「むかわ学」とは、鵡川高校が2017年度より取り組んできた探究学習のこと。地元・むかわ町について知り、地域が抱える課題について探究する。1年コラボレーションの窓口は役場になるため、むかわ町役場の担当者と打ち合わせを重ねた。次は、「むかわとつながる」をテーマに、むかわ町の歴史、自然、福祉、農林水産業、観光などについて学びつつ、課題の見つけ方や探究の手法について学んでいく。重点を置いているのが「巡検」だ。学校を飛び出して地域のさまざまな場所を巡り、地域で何が起きているのか、どこを探究の課題として切り取るのか、課題に対して自分たちには何ができるのかを探っていく。具体的には、恐竜の化石発掘体験、漁業や農業の視察、干潟に飛来する渡り鳥の観察などを行い、訪れる先々で地域の人のリアルな声を聞く。生徒たちは、実際に見聞きするなかで現状の取組や課題に触れ、自分が探究したい課題を見つけていく。2年次のテーマは、「むかわを深める」。取り組みたい課題が近い生徒同士が「ゼミ」を組み、ゼミごとに地域や行政、高大連携による大学生らのサポートを受けながら探究活動に取り組む。さらに3年次は、「むかわを動かす」をテーマにゼミ活動を深め、ゼミによっては商品開発やイベント企画などのアクションにつなげる。秋には「むかわ町への提言発表会」が行われ、自分たちが考えた課題解決策を地域の大人たちの前で発表する。佐々木さんはむかわ町で生まれ育ち、小学4年生のときに道内の別の地域に引っ越した。馬好きの魂は、幼少期に芽生えたものだったという。「毎朝、保育園に行くときに、牧場に寄って馬を見ていました。そのころから馬が好きで、今では競馬も好きです。むかわ町は競馬用のサラブレッドの生産で有名なのに、道内でもあまり認知されてないんです。純粋に馬が好きと鵡■■川高校(北海道・道立) ■いう気持ちと、むかわ町の馬のことをもっとみんなに知ってほしいというのが、僕の出発点でした」2年次のむかわ学では、同じ野球部の仲間とゼミを組んだ。探究テーマを話し合っていたときに挙がったのが、『ウマ娘娘)だった。仲間の中に、ウマ娘好きがいたのだ。「馬についてやりたいと僕が言ったら、馬つながりでウマ娘の話が出たんです。しかも、生産牧場のことを調べていたら、隣の日高地区の牧場がウマ娘とコラボしてパネルを設置し、ファンがたくさん見に来ていると知って。自分たちプリティーダービー』(以下、ウマ学校を飛び出して地域や社会とつながり、本当に好きなこと、やりたいことと出会う地域を巡って課題を探り、見つけた課題を探究する大好きな「馬」をめぐる旅を通して、夢を見つけるウマ娘のパネルがついに完成。むかわ町長との記念の一枚。佐々木颯大さん(中央)とゼミで共に活動した佐藤柊斗さん(左)、古田航希さん(右)2024 APR. Vol.45026
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