■■かで、自分一人ではできないことも誰かろんなことに興味がある人間なんだと気づきました。そして、挑戦を重ねるなと力を合わせることでできるんだと、つながりや共創の大切さを実感しました。都農町では、町の魅力を知るために町内を散策。東京にはないものや空気をたくさん感じ取った。再び訪れた二木島の学校では、災害時を想定してテント生活を体験。メスティンで防災食も調理した。都■■農町へ。都農町の魅力を再発見するワクワクすることに飛びついて、そこからどんどん広げていくのが自分らしいし、それでいいんだ。そう自分を肯定できるようになったのは、周りに頭ごなしに否定する大人がいなかったから。特に、どうやったらできるかを一緒に考えてくれた先生方の存在は、大きかったです」1年生の近藤櫻■■仁さんは、1年次の■ 子春に、スタディツアーで北海道浦■■幌町を訪れた。現地の人との交流や酪農体験のほか、事前に依頼して町長の話も聞いた。東京で生まれ育ち、観光地以外の地方のまちを訪れたのは初めての経験だった。「東京での便利な生活が豊かだと思っていたんですが、スーパーマーケットもない電車も何時間も来ない不便な浦幌のほうが、豊かな感じがして。なんで自分はこんなに浦幌に惹かれているんだろうって考えて、気づいたんです。ないものは補い合う、助け合うという空気、僕たち外部の人間のことも個として捉えてくれる空気が浦幌にはあるって」東京に戻ってからは、自然と「東京の生活に疑問をもつようになった」という近藤さん。「温かみがなく、仕組みばかりがある」と感じるようになったと言う。次のスタディツアーでは宮崎県ツアーを考えるプロジェクトに取り組み、都農町の子どもたちと東京の子どもたちがお互いの暮らしを体験する「日常の交換ツアー」を提案した。「都農町の子たちは東京に憧れているけど、僕は浦幌や都農のような田舎暮らしがうらやましくて。東京の日常を体験してもらうことで、自分たちの地域の魅力に気づいてほしいという思いで企画しました」その後、近藤さんは、趣味の野球観戦で球場のゴミ問題が気になり、「つい欲しくなる再生利用可能容器」を企画したり、多様なパフォーマーからなるエンターテインメントチームの活動をPRすることで障がいについて考える機会を設けたりと、自らプロジェクトを次々と立ち上げ活動中。校外の大人との接点もたくさん積み上げていった。「何か新しい出会いがあるたびに、スタディツアー、自分のプロジェクト、学校の授業など、これまでにいろんなところで得たもの同士がつながり、流れるようにどんどん広がっていく感覚がある」と近藤さん。「プロジェクトを自分で動かすのは大変だけど、すごく楽しい」と目を輝かせる。「スタディツアーでこれまでの価値観が覆されたり、障がい者や支援者の人とつながることで初めて気づいた視点があったりして、自分の中で社会、世界の見え方が変わりました。そして、自分ももっと社会に対してアクションがしたいと思うようになりました。今、とてもワクワクしています」豊かさってなんだろう?旅に出て、価値観が覆される■■■■■■■■特集旅と学び29※FSC認証:世界的な環境管理林業の認証。二木島の速水林業が国内で初めて取得した2024 APR. Vol.450浦幌町では町で起業した人にも話を聞いた近藤さん。「起業」のイメージがガラリと変わった。藤1927年創立。初代校長の新渡戸稲造氏が目指した教育を軸に、「Happiness Creator」を最上位理念に掲げ、自律型学習者の育成を目指す。「すべての主語を生徒にする」をモットーに、個別最適化学習、教科横断型の学び、社会課題に挑戦する学びをコンセプトにしたカリキュラムを展開する。副校長・高等学校教育チーフデザイナー山藤旅どもはみんな、「〜したい」という内発的な意志をもっています。それを引き起こし主体的な行動につなげるためには、自分に刺激を与えてくれる憧れの大人との出会い、そして、自分の当たり前の外にある経験が重要になると思います。そんな出会いや経験ができるのは…と考えるなかで辿り着いた答えの一つが、「旅」でした。本校が目指す自律型学習者を育てるという観点も意識し、「自分たちでつくる」をコンセプトにスタディツアーの設計を始めました。非日常が経験できる旅であればどこでもいいというわけではありません。新しい未来をつくろうと奮闘している大人がいるところ、根底から価値観が揺さぶられるような都会ではできない経験ができるところ、私たちが旅に込める想いに共感や理解をしてくれる人がいるところを、旅先にしています。 旅先でどう過ごすかは、事前にオンラインで現地の人とやり取りをしながら、生徒たち自身が決めます。こちらが組んで提供するプログラムでは、自律や内発的な意志は弱まります。現地には生徒たちだけで、米と味噌と寝袋だけ持って行きます。これも、自律や内発的意志を引き起こす仕掛けです。安全面や緊急時の対応は徹底し、現地の方々とのやり取りも教員が裏で支えますが、あくまでも主体は生徒。ですから「スタディツアーに行かない」という選択も可能にしていて、あえて東京に残って自分がやりたいことに取り組む生徒もいます。聞先生自分たちでつくる旅が、自律と内発的意志を引き起こす
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