キャリアガイダンスVol.450
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い場面で話したことを、生徒は意外と覚えていて、卒業後も心に留めてくれることがあるんです。ただ相手が教員となると、なぜか尻込みしてしまいます。もし羽村先生と同じ考えを持ち、進路指導のやり方を変えていきたいと思う先生方がいらしたら、その人たちの前では安心して話ができそうですか。の前では、自分の思いを安心して伝えられそうです。ではないかもしれませんね。羽村先生の言葉をまっすぐ聞いてくれる生徒も、その一人なのではないですか。そうか。確かにそうですね。生徒は、新しいアイデアを取り入れると敏感に反応してくれることがあります。面白いものは面白いと言ってくれる。その素直な声は、新しい取組をする後押しになりますね。私自身もさまざまな学校を見てきましたが、私には、教員が新しい考え方を受けつけない、変わらないという印象はさほどないのです。ただし、生徒たちのほうが先に変わることはあります。その生徒たちの変化や反応を目の当たりにして、先生方のほうも変わり始める、といった事例は、よくあるように思います。羽村先生は、生徒に対して思いを伝えることにはあまり躊躇しない。それは生徒に対して「自分の思いや考えを伝えたら、しっかり伝わった」と思えた経験がおありなのでしょうか。ああ、それはたくさんあります。例えば、ある希望する会社にどうしても就職したいという生徒がいました。率直に言えば、私自身は、その生徒を見ていて合格するのは難しいだろうと思っていました。しかし、生徒とも保護者とも対話を重ねて「どんな結果になろうとも、悔いの残らないように、その熱意を伝えてこよう」と、最終的には背中を押したのです。残念ながら結果は不合格だったのですが、それでも自分の熱意をしっかり伝えた生徒は清々しい表情でした。対話を通じて「一度の失敗では人生は終わらない。また挑戦することもできる」という私の思いが伝わっていたのではないかと思います。自分はこうしたいという思いを伝えて、たとえその瞬間には受け入れられなかったとしても、それで終わりではない。自分の思いを諦める必要がないということを、しっかり生徒さんと対話されてきたのですね。そうですね。…いやあ、今、話していて気づきました。私は生徒には「うまくいかなくても自分の思いをしっかり表現し   三川先生と対話しながらも、自分の内面と向き合ったような時間でした。過去の経験から「ベテランの先生方の多くは、凝り固まった考えを持っていて、変化を受け入れてくれない」と先入観を持ち、そうした先生方の考えを変えなければと思ってきました。しかし、本心は「まず自分が変わりたい」と強い思いを持っていたのだと気づきました。生徒には「自分の思いをしっかり表現して挑戦したほうがいい」と言いながら、自分自身ができていませんでした。しかし三川先生から「生徒とはちゃんと向き合い、対話ができている」と言っていただき、「それなら視点を変えれば先生方ともしっかり向き合うことができて、私の思いを臆さずに伝えられるのでは」と思えて、嬉しかったです。自分の提案が実際に通るかどうかはわかりませんが、提案が否定されたからといって自分の気持ちを否定する必要はないのかなと、今は思っています。それに、伝えてみなければその結果はわからない。勝手に先入観を持ったり、諦めたりする前に、まず伝えること、対話することをしていきたいです。三川羽村そうですね。仲間だと思える先生方三川 「仲間」になれる存在は教員だけ羽村三川三川羽村三川羽村三川羽村三川羽村三川て、挑戦すべき」と言っているのに、自分自身では、できていなかったですね。羽村先生は、生徒さんとはしっかり向き合っておられるのではないかと思います。ただ先生方との対話については、過去の経験もあって、これまでためらっておられたのかもしれません。私が「先生方には、自分の意見は伝わらない。新しい提案はなかなか受け入れてもらえない」と勝手に思い込んでいたのかなと気づきました。本日の対話の冒頭で、羽村先生は「提案したとしても『それに何の意味があるんだ』といった反対意見が返ってくることを想像し、尻込みしてしまう」とおっしゃっていました。もし今、羽村先生の提案に対して「それに何の意味があるのか」と聞かれたら、どのように答えますか。…少なくとも「僕は意味があると思っています」とは言うかもしれません。ああ、そうです。羽村先生は、そのやり方に意味があると思うから、提案しておられるわけです。もちろん、提案した相手が異なる考えを持つことはあります。しかし、ご自身が「目の前の生徒のために意味のあることをしてあげたい。この提案には意味があると私は思う」と信じる気持ちは、大切にしてよいと思いますよ。「私は」こう思う、を大切にするために諦めや先入観を捨ててともに働く仲間とも対話を2024 APR. Vol.45044

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