キャリアガイダンスVol.450
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生徒と教員の対話会が定例化学校行事は生徒主体に変化生徒の力を信じたことが主体性を引き出す第一歩にそんな生徒の新たな面を見て、対応方法を見直す教員もいる。 「以前は教員側が1から10まで用意しており、強い口調で指導することもありました。今は『どうするか考えて』と言えば生徒は自ら動きます。教員の方針は180度変わりましたね」(服部先生)以前は「生徒に任せたら大変なことになる」という雰囲気があったが、今では「生徒の意見を聞くことでより良くすることができる」という認識が広がった。そのなかで生徒と教員の関係性にも変化が見られる。 「生徒が多様な意見をもつ教員とも丁寧に対話を重ねた結果、教員側が決めた校則を生徒に強いるという構図に変化が生じ、さらには教員と生徒が対等に意見を言い合える関係性になってきたと感じています」(加瀬校長)校則変更後も、生徒主体で学校を変えていこうという動きは続いている。以前と違い、生徒総会や全校評議会などで学校に対する要望や意見を聞くとたくさん手が挙がる。23年度は新たに、学校の課題を定期的に話し合う仕組みとして、生徒と教員の代表が校則や学校運営について話し合う「スクール・メイキング・オープン会議」が立ち上がった。9月に開催した初回では、生徒総会で出てきた意見を基にした「髪につけるリボンの指導基準」と「アイスの自販機設置」をテーマに、生徒会役員およびクラス代表の生徒、主任クラスの教員が意見交換を行った。生徒のアイデアで、最初に少人数のグループで話し合い、最後に全体で内容を共有するという、話しやすい雰囲気づくりの工夫もあった。このあと生徒会が素案を作成し、職員会議に諮る予定だ。取り組んでいる生徒会役員は、「先生方と生徒がきちんと対話しながらお互いに納得のできるルールを作りたい」と意気揚々と語った。生徒主体で校則見直しができたという    重視して禁止していた企画も、生徒がやり手応えは、学校行事の取組方にも影響した。文化祭では、これまで学校が安全性をたいと提案したものは排除せず検討するようになった。これまで段取りから運営まで教員が主導していた体育祭でも、生徒に任せる部分が増えた。近隣の中学校で行う学校説明会では、生徒が登壇して学校の魅力を語る。総合的な探究の時間の探究活動をはじめ、生徒たちが自ら地域に出て活動する姿は今や日常の光景だ。 「姉崎高校は変わったね」。地域からそんという。このように学校を変えるほどの生 「生徒はものすごいエネルギーをもっていな声が挙がるようになった。「学校全体が明るく軽やかになった」と加瀬校長。かつて思い描いていた学校の姿に近づいている徒の主体性を引き出すことは、特別な学校だからできたのか。山村先生は「どの学校でもできる」と力強く語る。る」「生徒の潜在的な発想力や行動力はものすごい」「機会さえあれば、生徒は力を発揮するし、伸びる」…まず教員が生徒の力を信じたことが、このような学校の変化につながったのだろう。生徒が本来もつ力を引き出し伸ばす学校へ、同校はさらなる進化を目指す。 「生徒たちが予測困難な時代を生きていくために、指示待ちから脱却し、自分の軸をもって身のまわりの課題を見つけて解決する力を身につけてほしいと考えています。失敗しても、そこから自己調整して学ぶことのできる機会をつくっていきたいですね」(加瀬校長)Interview55校則見直しの活動後、文化祭や体育祭では生徒主体の活動が増えた。生徒会や地域での活動を基に起業の夢実現へ動画編集が得意というスキルを買われて先輩に声をかけられ、生徒会の活動を行うようになりました。先輩たちがつくった生徒主体で学校を良くする流れを止めたくないので、昨年、先生方と対話するスクール・メイキング・オープン会議を立ち上げました。また、生徒会以外では、個人的に、さまざまなイベントを企画・実施する地域活動に参加しています。中学時代から将来の夢はIT系で起業することで、地域活動のなかでちょっとずつ自分の力を実践で試すことができました。春から大学生活と並行しながら、起業の一歩を踏み出したいと考えています。 (3年生・元生徒会長 澤村柊斗さん/写真左)みんなが楽しく通える学校にしていきたい高校選びのとき、この学校は生徒会活動が盛んなことを知り、「生徒会長になりたい」という目標をもって入学しました。2年生の10月から生徒会長を務めています。人前に出る経験を重ね、今ではミーティングでも後輩たちをまとめるなど、人との関わり方は成長したと思います。スクール・メイキング・オープン会議の企画では、話しやすい場づくりについてみんなで考えて工夫しました。議題にしたテーマの実現に向けてがんばっていきます。これからもっとみんなが「学校に来ることが楽しい!」と思えるような学校にしていきたいと思っています。 (2年生・生徒会長 相田空良さん/写真中央)中学時代はできなかったことに挑戦僕は高校生になってすごく変わりました。中学生のときは勇気が出なくて生徒会を諦め、ちょっと後悔していたんです。高校ではチャレンジしたいと副会長に立候補し、選出されることができました。人前で話すことに苦手意識があったのですが、自信がついてきて、だいぶハキハキしゃべれるようになってきたと思います。また、中学まではあまり勉強していなかったんですが、今は部活も勉強も力を入れています。 (2年生・生徒会副会長 山口陸斗さん/写真右)

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