キャリアガイダンスVol.451
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って聞きに行くと、地理の先生や図書館司中学生の時、「25歳までに人格が形成される」という内容のテレビ番組を見て、25歳までに自分を揺さぶるような経験をたくさんしたいと考えていました。当時から漠然と進学も海外の大学を志望。その前に高校時代に留学するチャンスがあるなら、進学先候補の欧米とは異なる文化の国に行きたいと思い、南アフリカで「法と人権」について学ぶトビタテ!のプログラムに応募しました。母校の桐朋高校は研究者肌の面白い先生が多く、南アフリカについて知りたいと思書の方などたくさんの方々が事前知識の吸収を大いに手助けしてくださいました。生徒を信じ、失敗する経験もさせてくれる先生たちで、高校での学びは留学だけでなく常に自分の人生の原動力になっています。留学中にヨーロッパの学生たちと出会ったこともあり、オランダの大学に進学。現在、自分の進むべき道に向かってキャリアを積んでいる最中です。59弁護側を担当した模擬裁判の時。法や人権の座学はなかったが、留学最終日に「人権は今回のプログラムの一つひとつの活動のなかにある」と言った指導員の言葉が印象的だった。ホストファミリーと仲良くなれて留学がいい感じにスタート受験準備に大切な高2の夏休みの留学に不安があったものの、苦手教科でも好成績を取れて、自分でも納得して留学に出発!ホストファミリーの子どもたちと仲良く遊びすぎて、一瞬、“何やってるんだ症候群”になりかける2024 JUL. Vol.451週末のケープタウン観光で、町の人に声をかけまくって写真を撮影。留学の目的だった現地の多様な人との交流が図れモチベーションアップ!タウンシップのさまざまな青少年活動が充実して楽しい!模擬裁判の授業で、討論に慣れているヨーロッパからの留学生たちとの経験値の違いを痛感※掲載内容は2024年5月時点の情報です。スラム街でのタウンシップで、現地の活動家が状況を解説。同じチームのクラスメイトたちとイベントの準備中。   ヨーロッパの留学生たちと移民について深い議論ができたことが、進路選択にもいい影響に希望の海外大学進学に向けて、あと1年半しかない焦りが出てきた雨水を溜める貯水タンクの設置をお手伝い。充実して気を張っていた留学から帰国して心身ともに疲労が…25歳までに多くの人生経験を積みたいと考え、高2の時にトビタテ!で南アフリカに留学。高校卒業後はオランダのライデン大学に進学。美術史・文化遺産学を学び卒業。1年間のギャップイヤーを経て現在はオランダで商社に勤務中。 [留学した年齢]17歳 [留学した国]南アフリカ [留学期間]高校2年の7月から2週間 [留学内容]「法と人権」を学ぶプログラム [留学しようとおもったキッカケ]海外大学進学の準備として留学を希望。学校で「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」*のポスターを見て応募。*「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」 (以下、文中では「トビタテ!」)とは文部科学省が官民協働で留学促進を展開するキャンペーンによる留学支援制度。保育園で子どもたちと遊ぶボランティア活動。写真を撮ったら子どもたちが「見せて!」と集まってきた。ライデン大学在学中に美術史学科の学生会主催でオーストリア応用美術博物館へ。取材・文/長島佳子留学前コンフォートゾーンから飛び出すことで、学校生活ではできない出会いや体験ができるのが留学。その経験者たちに、リアルな留学ライフと気持ちの変化について語ってもらうシリーズです!留学中留学後齋藤 大さん(24歳)桐朋高校(東京・私立)卒業

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