直線型の成長が描ける社会では、目標の達成や計画の実行を困難にしている課題の改善が重視されていました。これからは、これまでの成り行きを振り返りながら自分のありたい姿を探究する、新たな振り返りが必要になるはずです。 毎号、読者の先生方からさまざまなご感想をお寄せいただき、ありがとうございました。前号に寄せられた感想のなかには、誌面に登場した先生の気づきのプロセスを、ご自身に当てはめて振り返り「決めつけ372025 JAN. Vol.453ありたい姿に近づいてありたい姿に近づいていることを実感するいることを実感する「できたこと」を思い返す「こうありたい」という願望に対して、まず行動を起こしてみる。その過程を振り返り、「できたこと」を思い返すことで、ありたい姿に近づいていることを実感するサイクル。「過程」に注目「できなかったこと」「できなかったこと」を改善していくを改善していく計画通りに実行し、できたかできなかったか、結果を評価する。「できなかったこと」を改善していくことで、決めた目標を達成していくサイクル。「結果」に注目がちだった」「『教師は答えを出さなければならない』と思い込んでいた」などと気づきを得ていらっしゃるコメントがありました。ほかの人の振り返りをモデルにしながら自分はどうだっただろうと自己対話していく。まさに誌面を通してセルフスーパービジョンが行われていると感動しました。先生方は日々、研修や自己研鑽を通じてたくさんのことを学ばれています。ですが、外から取り入れたものだけではなく、先生ご自身の経験から学ばれたことを、ぜひ生徒たちの進路指導に生かしていただきたいと思います。お忙しい日々のなか、すぐに役立つ正解を教えてほしくなる瞬間もたくさんあると思います。それでも、先生方には振り返りの時間をぜひもっていただきたい。先生ご自身がこれまでの経験で得てきた知恵や教訓こそが、目の前の生徒たちの心を最も動かすはずです。
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