キャリアガイダンスVol.454
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ワークを通じてうかがえた人柄や仕事観とも思えてくる」と語った先生もいた。先生方の回答を聞いて、安藤さん   は「私が一人の生徒だったときには見えなかった、教員の〝別の顔〟がたくさん見えました。生徒たちにとって、地域にとって、社会にとって、教員が果たしている役割はそれぞれ異なり、これだけ幅があるのですね。いち市民としては、希望を感じる時間でした」と語った。ここまでの2つのワークを終えて、先生方からは「教員歴はそこそこあると思っていたが、自分が想像もしなかった教員像が皆さんから出てくることに驚いた」「個人の経験や個性によって、職業をどう捉えているかが違う」といった声が挙がる。参加された先生方は、この日が初対面だったが「皆さんが普段、教員として、どのように働かれているかが、ありありと想像できるようだ」「ほかの先生方の回答を聞いているだけで、胸が熱くなる」という声もあった。それぞれに抱く教員という職業への思い、人柄、仕事観…。普段同じ職場で働いていてもなかなか見えない顔が、ワークを通じて透けて見えてくるようだった。「学校の教員というと、世間では教科指導や生活指導のイメージが強いと思う。生徒たちからも〝指導する者〟としての顔しか、なかなか見えないかもしれない。しかし、ここに集まった4名だけでも、これほどまでに教員というものをどう捉えるかに幅がある。生徒たちには自分だけでなく、さまざまな教員に触れて育ってほしいと改めて感じた」と語った先生もいた。自分にたくさんの顔があるように、教員という職業にもたくさんの顔つきがある。ある面ではジレンマも抱えながら、同時に、誰かにとって欠かせない役割を担っている。それはきっと教員だけではないだろう。ほかのあらゆる職業にも、表からはなかなか見えない顔つきがある。※ダウンロードサイト:リクルート進学総研>> 刊行物>> キャリアガイダンス(Vol.454)2025 APR. Vol.454※ワークの中で生まれた言葉の一部を抜粋しています。職業観イメージを超える職業観21

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