illilillillillillillill問いづくりの起点には、「自分の□そのインターンシップ先に決めた想い・理由」「企業のW業の理念や社会的価値」「企業のれていること」の3つを置いている。しかしながら、多くの生徒は企業のWを挙げるだけの知識がない。まずは図書館の新聞で関連する記事を探し、インターネットの情報を調べ、企業・業界の状況を知ることから始める。そのうえで、ワークシートに沿って問いづくりを行う(図3)。まず、前述の3つを掛け合わせた「自分W」「企業W×企業Needs×企業Needs」にある、小さな疑問をできるだけ多く挙げる。それらを3つのサブクエスチョン(SQ)にまとめ、さらに全体を貫くメインクエスチョン(MQ)を一つ設定するという流れだ。実際に先輩が作成したMQを例示しながら、「一般論ではなく自分のWが入っている」「個別企業ではなく業界全体に言及している」「社会課題を踏まえている」「自分なりの仮説がある」など良質な問いの特長を説明(図4)。ワーク中は教員が教室内を回って「これはどういうこと?」などと質問し、問いを磨く支援を行う。そうして、例えば「2040年の保育園は、保育士の人手不足や未就園児の受け入れなどの社会課題をどのように解決し、どのように自己表現のできる子どもに育てるのか?」といったMQをつくる。 「壮大な問いを設定し、その答えがインターンシップだけでは得られないこと□その企も多々あります。実態とのギャップに気づくだけでも、その職業や業界への固定観念を打破する良い機会になるのではないでしょうか」(森田直樹先生)3日間のインターンシップ中の活動内容は各事業所によってさまざまだが、従業員へのインタビューは必ず依頼している。生徒は事前ワークでMQ・SQを×企業基に質問を準備し、相手の話を引き出」「自分す工夫をしてインタビューを行う。インターンシップ終了後は、仕事の体験やインタビューで学んだことを踏まえて仮説の検証を行う。その内容は資料にまとめ、報告会で発表する。報告会には、2年生のほかインターンシップ先の方も招き、ルーブリック評価やコメントをもらう。 「学んだことを表現して他者に伝えることは、本取組のポイントの一つ。校内だけでなく、外部からも評価を得ることを重視しています。資料作成や発表方法は細かく指導しないのですが、生徒はそれぞれで工夫して、お世話になった方を前に緊張しながらも嬉しそうに発表します」(吉永先生)こうした探究型インターンシップから生徒が得るものは、体験の充実感や満足感だけではない。実施前と後の生徒アンケート結果を比較すると、「自身の人生への興味」「人生を自分の力で切り拓いていく意欲」「希望する生き方に向けた学習意欲」など、さまざまな項目のスコアが上昇している。職業観に注目して事後アンケート結果を見ると、本取組を通じて「社会へより関わりたいと思えた」「働くことが楽しみに思えた」「企業や仕事について、より調べてみたいと思えた」という回答はそれぞれ9割を超える。フリーコメントには、「仕事への興味のもち方がガラNeeds□その企業が社会から求めらNeedsず』という意識になり、『こんなところに行ってみたい』と目を輝かせて探すようになります」(吉永明生先生)そのなかで自己開拓の数は年々増加。2024年度は協力事業所162件のうち自己開拓は約6割。東京や静岡、広島など県外の企業も開拓した。そして、協力事業所へのアポイントメントは、学校が作成した共通の実施要項を用いて、生徒が直接行う。162件すべてを集めた事前説明会は現実的ではないため、教員による5分程度の趣旨説明動画を作成し、その視聴を通じ、目線合わせを行っている。次に、2040年の仕事の未来についての「問い」の設定に取り組む。「どんな問いをもって臨むかでインターンシップでの活動内容が変わってくる」と吉永先生。その重要性は生徒に繰り返し伝え、意識づけているという。il企業のWl・Needsも踏まえ自分の問いをつくる職場インタビューを行い仮説を検証する仕事に対する見方の刷新や肯定的な社会観に手応え図2の日誌の一部。「自分のWill」「企業のWill」「企業のNeeds」の重なる部分から小さな問い・疑問を挙げ、MQとして集約していく。 2025 APR. Vol.45426前年度の生徒が作成した「問い」の文章を分解して、自分のWillや社会課題がわかるポイントを示している。WWW 図4メインクエスチョンづくりのコツの説明資料より図3私の「問い」作成ワークl・
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