ナ禍に多く利用された「オンラインによる双方向型授業・学習支援」は45%と半数を割っているものの、授業での活用のなかでは高い位置を占めている。【現在の活用方法】と【今後の教育活動における活用方法】の比較では、「外部との連携力強化・計」の項目について現在が26%、今後が47%で、地域や海外、他校との連携にICTを有効活用していきたいと考えられている(図1)。ICTの活用によって狙いたい効果・変化については、経年による順位に大きな変化はなかったが「生徒自身が自0― 編集部では23回目となる「高校教育改革に関する調査」を昨年9月に実施。新学習指導要領への対応が進むなか、本特集では、Part1で「ICT活用」、「総合的な探究の時間」、「社会で求められる力」について調査データを基に現状や課題を解説。Part2では、社会で必要と考えられている「主体性」の具体について、研究者の武藤浩子先生にお話を伺いました。GIGAスクール構想のさなかに発生したコロナ禍で、構想計画を前倒ししてICT活用は急速に導入が進んだ。それを裏付けるように既に99%の高校で授業、ホームルーム、探究などの教育活動にICTを活用している結果となった(図表割愛)。ICTの活用方法としては、「宿題・課題の配信」が最も高く92%と、大多数の学校で活用されていた。また、コロ日常的なツールとなったICT生徒の自学自習への期待20406080現在の活用方法今後の教育活動におけるICT活用方法「高校教育改革に関する調査2024」結果詳細はリクルート進学総研Webサイト(https://souken.shingakunet.com/research/)でご覧いただけます。(%)今後の教育活動におけるICT活用方法現在の活用方法n=665100n=67137.925.826.856.232.615.439.029.4 3.3 7.955.456.239.846.8オンラインによる双方向型授業・学習支援授業での活用動画配信によるオンデマンド型授業対面とオンラインのハイブリッド型授業宿題・課題等をオンラインで配布学校と家庭とのコミュニケーションコミュニケーション活用ビデオ会議システムを活用したホームルームの実施地域社会や海外との連携、協力の強化外部との連携力強化他の高校との連携、協力の強化その他まだ活用のイメージがついていない授業での活用・計宿題・課題の配信コミュニケーション活用・計外部との連携力強化・計※現在の活用方法は、「ICT活用」実施校ベース※カテゴリーごとに現在の活用方法の降順ソート2025 APR. Vol.454今後の教育活動におけるICT活用方法 (全体/複数回答)41●調査対象:全国の全日制高等学校4679校●調査方法:郵送調査+インターネット調査※校長宛てに調査票を郵送、回答を記入のうえ郵送にて返送または記載のURLからWeb調査に回答●調査期間:2024年9月5日(木)〜9月20日(金)●有効回答数:671件(回収率14.3%)注)前々回調査は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により当初予定2020年を2021年に変更し実施。また、2016年(第19回)までは高校の進路指導やキャリア教育の実態を明らかにするため「高校の進路指導・キャリア教育に関する調査」として実施。【回答者プロフィール】●設置者別国公立473校(70.5%) 私立198校(29.5%)●高校タイプ別普通科単独校383校(57.1%) 普通科と他学科併設130校(19.4%) 総合学科38校(5.7%) 専門学科91校(13.6%)その他12校(1.8%) 無回答17校(2.5%)●地域区分北海道53校(7.9%) 東北83校(12.4%) 北関東・甲信越62校(9.2%) 南関東126校(18.8%) 東海67校(10.0%)北陸20校(3.0%) 関西77校(11.5%) 中国・四国78校(11.6%)九州・沖縄105校(15.6%)●校務分掌別(※複数部署による回答校あり)校長12校(1.8%) 副校長・教頭33校(4.9%) 主幹教諭32校(4.8%) 教務主任25校(3.7%) 進路指導主事503校(75.0%) 学年主任10校(1.5%) 進路指導部109校(16.2%) 教務部7校(1.0%) 学年担当31校(4.6%) その他15校(2.2%) 無回答15校(2.2%)※本文中は調査結果の数値を小数点第1位四捨五入で記載しています。構成・文/長島佳子「高校教育改革に関する調査 2024」45.429.826.592.049.317.920.312.8 3.261.492.057.625.6図1
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