キャリアガイダンスVol.457
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コミュニケーション能力を評価の対象と捉えている「コミュニケーション能力」の自己評価について、47%の高校生が「非常に苦手/苦手な方」と苦手意識をもっていますが(Q1)、これについてどうお考えになりますか?まず、高校生が、コミュニケーションをどのようなものだと考え、どんな点を大切にして「得意/苦手」と回答しているのか気になりました。Q2の「コミュニケーション能力に対するイメージ」の回答内容を見ると、「自分の意見をわかりやすく話す」「相手の話を聞く」「初対面の人ともすぐに打ち解ける」などが高く、自分が周囲からどう見られるかに関わる行動をコミュニケーション能力として捉える傾向があるように感じます。「生徒の声」(13ページ)でも「社会の中で自分の価値を決める要素の一つ」と答えている生徒もいますね。ほかの声からも周囲からの評価が自己肯定感につながるという意識が見られ、そうした〝自分の人間関係づくり〟をコミュニケーションの目的と捉えている面も感じられます。コミュニケーションの本来の目的を先生はどうお考えですか?コミュニケーションのゴールは、多様な価値観や新しい考えに出会い、それらを互いにもち寄って組み合わせながら自分の考えを更新し、より良い社会や学校や社会でコミュニケーション能段であり、コミュニケーション本来の目的とは違うのではないでしょうか。自分の意見と、相手や対象に興味をもつことから始まる多様な価値観や新しい考えとの―――    出会いによって自分の考えを更新するコミュニケーションは、学校教育ではどのように行えばよいでしょう?コミュニケーションするには、大前提として自分の考えをもつことが必要でコミュニティを共につくっていくことではないでしょうか。だからこそ、探究活動ではグループでの協働や対話が大切にされているのですよね。力は大事と言われるなか、なぜ大事なのか、先生たちもしっかり言語化して、生徒たちと共有することが大切だと思います。例えば、探究活動に発表会があるため、プレゼンの練習をしたり話し合いを行ったりすればコミュニケーション能力がつく、と受け取られることがあります。しかし、プレゼンの上達自体がコミュニケーション能力の向上を意味するわけではありません。あくまで手コミュニケーションをどのようなものだと考え、どんな点を大切にして「得意/苦手」と回答しているか気になります社会でのコミュニケーションが多様化・複雑化している一方で、高校生たちはコミュニケーションをどのように捉えているのでしょう。高校生を対象に実施したアンケート結果を基に、生徒たちが考えるコミュニケーションについて、高校・大学の現場で若者と接しながら教員研修プログラムを実践している藤村祐子先生に読み解いていただきました。2026 JAN. Vol.45710「非常に得意/得意」が24% 、「非常に苦手/苦手」が47%とコミュニケーション能力に苦手意識が見られる。東京学芸大学高校探究プロジェクト・プロジェクトマネージャー。大学院修了後、滋賀県の公立高校に理科(化学)教諭として勤務。滋賀県総合教育センターの研修指導主事時代に、コーチング、ファシリテーションに出会う。2021年4月より現職。ワークショップ型教員研修プログラムの開発や各教科における探究的な学びの実現に向けた授業づくりワークショップ等の企画・運営を実践。取材・文/長島佳子藤村祐子先生東京学芸大学 先端教育人材育成推進機構 准教授高校生はコミュニケーションをどう捉えているのか

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