日々、大量の荷物を入出荷する物流倉庫。ここで交わされているのは、必要な人へ、必要なときに、必要なものを届けるための〝機能する〟コミュニケーションと言えるかもしれません。2090坪もの敷地面積をもつ大和輸送の行田第二倉庫(埼玉県)では、メーカーなどの荷主から商品を預かり、主に関東エリアの目的地に運んでいます。預かった商品を適切に保管し、求めに応じて安全に、迅速に運ぶ。そのために、入出荷管理から人員の配置まで担当するのが、倉庫管理者である私の仕事です。物流業は「エッセンシャルワーカー」と呼ばれるとおり、人々の当たり前の営みを維持し、守る役割を担っています。荷物の遅延や停滞は、暮らしを止めることにもつながりかねない。つまり、予定された時間までに、荷下ろしや積み込み、搬送、格納といった作業を、確実に終わらせなければいけません。その作業を行うのは、主にフォークリフトオペレーターと呼ばれる、フォークリフトを運転して積み下ろしをする作業員です。どの商品から格納するか、どの順番で運ぶかによって、作業効率は大きく変わります。しかし、作業員の中には、経験や知見の差があることも多いです。また、行田第二倉庫ではスリランカ人の作業員も活躍しており、言語の壁もあります。管理者である私と作業員とのやりとりが滞ると、荷主や届け先に迷惑をかけることに加えて、作業員たちの残業時間も増えてしまいます。そこで私は「口頭で、全体に指示する」だけではなく、一人ひとりが迷わず動けるような関わり方を心掛けています。全体の段取り経験の壁、言葉の壁を超えて大和輸送倉庫管理者山田孝一さん仕事の内容や役割、関わる人、目指す結果によって、求められるコミュニケーションの形はさまざまです。ここでは異なる職業に就く4名に、それぞれの立場におけるコミュニケーションについて伺いました。日々の隔たりを埋める試みと、通じ合おうとすることの意味とは?社会で発揮されているコミュニケーションの形社会人インタビュー 2026 JAN. Vol.45720やまだ・こういち●アミューズメント施設での接客業を経て、2018年に入社。20代で取得したフォークリフトの免許を活用し、フォークリフトオペレーターとして働いたのち、倉庫管理者を任される。現在は大和輸送 行田第二倉庫にて、所長代理も務める。人とものが滞りなく動くチームづくり コミュニケーションとは
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