キャリアガイダンスVol.457
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演劇を通して未知と出会い、異なる他者と対話し、協働する笑ってもらったり拍手をもらったりすが観客に伝わったことが嬉しいのでしょかを表現しようとする際のモチベーションにつながると思います」Sを実施。時間管理人、三色巻紙配達れた架空の職業について考える。「既存ると、生徒たちは本当に嬉しそうな顔をします。多様な価値観をもつ他者と粘り強く対話をして創り上げた作品う。その経験は、今後他者に向けて何さらに、高校1年次にはキャリア教育の一環として、架空の職業の人材を募集するCMを演劇にして発表するW人、ひらめきランプ交換人など、与えらン能力やコラボレーション能力を学ぶことが期待されます」演劇WSは第一線で活躍している演    劇のプロをファシリテーターに迎えて実施している。プロに任せるのではなく、ワークショップデザイナーの資格をもつ中村先生や他の教員が協働してオリジナルのプログラムを創っているのが特徴だ。中学1年次には、学校内で過ごす時間や登下校などの時間を、互いが安心して快適に生活するためには、どのように他者と関われば良いのかを体験的に学ぶ「安全WS」を実施。年3回行い、例えば初回は、無意識のうちに他者に不快感を与えるシーンを演じた劇と、無意識のうちに自分たちが騒がしくしてしまうシチュエーションとを比較し、無意識を意識化していく。中学2年次には、これまでに出会ったことのない大人の話を聞き、その話を基に自分たちで劇を創り演じる「聞き書きWS」、さらに中学3年次には、修学旅行の思い出を演劇にする「修学旅行WS」を実施している。いずれもグループで取り組み、生徒たちは意見を擦り合わせながら1本2〜3分の台本を創り、全員が演者となり舞台に立つ。 「演劇を創る過程で対話は不可欠です。対話による合意形成は時間がかかる面倒なものですが、タイパ・コスパが求められがちな今の時代だからこそ、仲間とじっくり対話し協働する経験をしてもらいたいのです。グループで創作した作品を発表した時に、観客から海城中学高校では、「対話的なコミュニケーション能力」と「コラボレーション能力」を「新しい人間力」と位置づけ、その育成に取り組んできた。なかでも特徴的なのが、演劇ワークショップ(以下、WS)を各学年で実施していることだ。体験学習推進委員会委員長・国語科主任の中村陽一先生は次のように話す。 「価値観が多様化した現代社会において、互いの違いを前提としながら意思疎通をはかることや、価値観の異なる他者と協働して問題を解決することはますます重要になっています。そうした力の育成に適しているのが演劇WSです。例えば、演劇WSの中で生徒たちは互いの異なるアイデアを擦り合わせながら、観客に伝わる表現を目指し工夫して作品を創作していきます。観客に届く表現に一つの正解があるわけではなく、生徒たちは他者と対話し協働しながら決まった答えのない課題を創造的に解決していきます。その体験を通して対話的なコミュニケーショ海城中学高校(東京・私立)スピード・効率重視の今こそ、時間のかかる対話で合意形成を無意識のうちに排除されがちな未知との出会いを演出する30仲間と話し合いを重ねながらストーリーを創っていく。その過程では、意見の相違や壁にぶつかることも。高校1年次のワークショップの様子。100分×2回の授業で、架空の職業を演劇に仕立て上げる。体験学習推進委員会委員長・国語科主任中村陽一先生2026 JAN. Vol.457取材・文/笹原風花

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