3年間の体系的な進路指導を目指し、第一志望宣言に関連するもの以外にも、昨年度から1・2学年を対象に新たな取組をいくつか始めました。例えば、従来から実施している地域の方2名による職業人講話に加え、適性検査や自分の興味・関心に基づいた職業調べを実施。多様な職業への理解を広げ、学問系統との関連も学ぶ機会としました。また、年度末に東京大学出前講座を開催。「なぜ勉強するのか?」をテーマにディスカッションを行い、生徒には「学習への意欲がわいた」「社会に出たときの態度も学べた」など好評を得ました。今年度も、より効果的な実施になるよう内容の改善や時期の調整をしています。このほか、国語科の学校設定科目「文章表現」のなかで将来の目標をプレゼンテーションするという単元を活用して、進路を考える機会とするなど、教科との連動にも取り組んでいます。(清家先生)イトルのフォーマットを使い、イベントや模試、奨学金などのお知らせが発生する都度、各件の担当者が作成しています。結果として年間40号以上の発行となっています。情報の見逃しがないよう、基本的には一号あたり一種類の内容にしています。(清家先生)「ADELANTE(前進)」というタ宮古島で唯一の普通科高校であり、 目標、流れの解説動画を用いたオリエン生徒の多くが進学を希望する宮古高校。進路目標を明確にするため、2年生が学年末に進路目標を発表する「第一志望宣言」(以下、宣言)を実施している。離島という地理的要因から進学先の情報に接しにくい同校において、目下の進路指導の課題は、生徒の進路意識をいかに早期から高めるかだ。「数年前まで3年夏になって志望校の検討を始める生徒も少なくなかった」と清家3年生に集中していた進路指導の内容を見直し、将来について考える取組の早期化に取り組んできた。宣言についてもその一環で、昨年度から内容を改善して実施している。宣言の活動は、事前学習を含めた約2カ月間のプログラムだ(図1)。まず1月に、進路指導部が作成した実施の目的やテーションを各クラスで実施し、学年全体で目線を合わせた状態でスタートする。外部講師による講演会にて、1校だけではなく複数校の情報を比較・検討する意義や方法を学習。そのうえで生徒が各自で情報収集を進め、進路希望を明確にし、宣言書を作成する(図2)。「しっかり検討することで、『少人数での洋先生。研究が可能』『実務的なビジネススキルが身につけられる』などその進路の特色を踏まえた志望理由、進路実現のための行動目標として『英検2級を取得』『帰宅後はスマホの電源を切る』など具体的な内容を書くことができています」(清家先生、以下同)作成した宣言書は、生徒が各自で、1人目は担任か副担任、2人目は学年主任か進路主任に提出し、簡単な面談を行って印鑑をもらう。以前は4人の教員の押印が必要だったが2人に減らし、その分面談の質を高めることに重点を置いたという。「現状の成績との乖離があっても、生徒の希望を尊重しています。面談では『ないかに進路意識を早期から高めるかが課題面談を充実させ深い検討や強い決意へ導く3年間の進路指導計画どう改善している?年40号以上発行進路だよりの工夫は?今すぐ参考にしたい、進路指導のリアルな事例を取材。今すぐ参考にしたい、進路指導のリアルな事例を取材。毎号一つの取組に注目してご紹介します。毎号一つの取組に注目してご紹介します。2026 JAN. Vol.45738第一志望宣言前の面談の様子。取材・文/藤崎雅子
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