離島の学校の特徴として教員が3年という早いサイクルで入れ替わるため、引き継ぎ資料をしっかり作成することを重要視しています。いつ何を行うかだけでなく、何のためにという目的と、何ができるようになるかという目標も資料に落とし込み、取組が形骸化しないよう対策しています。(清家先生)分かれて実施する。2年生が宣言を行い、それに対して1年生が質問を投げかける。「1年生には、知識や正解を聞くのではなく、相手の経験や思考を引き出すような質問をしようと伝えています。率直な質問に、2年生の本音や意志を垣間見ることもできる貴重な時間となっています」宣言書は3学年に引き継がれ、二者面談や三者面談でも活用する。そのなかでより高い目標に変わるケースも少なくない。また、方向性が変わることもあるが、表裏 「理由を聞いたうえで応援する」という。進路指導部にとっては、宣言を通じて生徒の実態に触れることが、指導内容を改善するヒントを得る貴重な機会だ。「宣言書の面談では、入試制度に対する生徒の理解の穴や、進路選択の躓きポイントが見えてくる。その内容を部内で共有し、次年度の改善を検討しています。生徒の第一志望を叶えることの前提として、ミスマッチのない進路選択が大切です。早期から進路意識を高め、じっくり検討して自分に合う進路目標を定められるよう、プログラムの改善を図っていきます」ぜ?』と根底にある考えを深く聞いたり、目標への納得感を確かめたりしています」同校には人前に出ることに抵抗感がない生徒が多いが、なかにはプレッシャーを感じる生徒もいるという。そこで昨年度、本番の前週、クラスごとのリハーサルを導入。BGMを流したリラックスムードのなか、4人程度のグループで宣言を練習した。「緊張感が和らぎ、前向きな気持ちで本番に臨めたのではないか」という。本番の宣言は、1・2学年合同の進路学習会の一部という位置づけ。卒業生による進路講演会と3年生の合格体験談のあと、学科・学年混成グループで教室に生徒の状況を把握し指導の改善に活かす指導の質を維持するには?図1 第一志望宣言の概要(2024年度)図2 第一志望宣言書39■目的 (1)進路探究を通して、将来の目標ややるべきことを自覚する。 (2)進路目標を明確にすることで、最終学年に向けての自覚を持つ。 ■目標 (1)複数の希望進路の情報を収集・比較・検討することができる。 (2)第一志望の進学先または就職先について、「志望理由」を説明することができる。 (3)第一志望合格に向けて、「実行すること」を宣言することができる。■日程1月22日 第一志望宣言オリエンテーション1月29日 外部講師(リクルート)講演 ※就職希望者は別ワーク2月19日 第一志望宣言下書き提出・清書の下書き2月26日 第一志望宣言清書提出3月12日 第一志望宣言リハーサル3月18日 進路学習会の中で第一志望宣言発表(本番)1928年設立/普通科・文理探究科/生徒数678人(男子311人・女子367人)/進路状況(2025年3月卒業生)大学138人・短大6人・専門学校等61人・就職9人・その他20人2026 JAN. Vol.457メンバーの入れ替わりが激しいなか、話し合いしながら指導のブラッシュアップに取り組んでいる。「今後も生徒一人ひとりの自己実現を後押ししていきたい」と清家先生。生徒氏名。保護者のサインと印鑑も必要。第一志望の学校名・学部・学科等、あるいは、企業名・職種等。志望理由。強い思いを、自分の言葉で表現する。第一志望を叶えるために実行すること。自分との約束として、具体的に書く。教員の確認印。各生徒が教員2人と面談を行い印鑑をもらう。志望先データ。募集定員、学費、学校の特色などを集約。(進学希望者向け)入試形式別に受験科目や配点、選考方法など。(就職希望者向け)受験科目や必要書類など。※ダウンロードサイト:リクルート進学総研 >> 刊行物 >> キャリアガイダンス(Vol.457)
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