キャリアガイダンスVol.457
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間「ラーニングポッド」の設置。ホワイトボードの壁を動かして教室のレイアウトを自在に変更できるようにした(図2)。また、1クラスを80人とし、原則3人の教員で授業を行う多人数指導を導入した。これにより、教室レイアウトを自在に変化させながら、教員3人が等しい立場で進める授業、1人が中心に授業を進めて2人が支援に入る授業、2人でワークショップを行って1人が両空間をサポートする授業…など多様な授業が可能となった。参考にできる前例がなく、そのメリットを活かせるようになるまでには時間を要したが、実践の幅は着実に広がっている。例えば、3分割した授業の方法は、名簿順や習熟度だけでなく、「先生の説明を聞きたい人」「質問しながら自分で進めたい人」「自分のペースで進めたい人」など学び方で分け、生徒が選択する方式も編み出された。 「旧来やってきたことが通用しないからこそ、授業者同士が対話して合意形成しながら組み立てることになります。そのなかで新しい提案が生まれ、思い切った挑戦につながり、少しずつ授業改善が進んできました」(宮越先生)こうした環境の下、授業で目指すのは、「問いから始まる学び」。カギとなるのは、「思わず考えてしまう問い」だ。「例えば『第一次世界大戦を経験した人々は、なぜ第二次世界大戦を止められなかったのか』という問いは、中学校までの学習や最近のニュースなどの知識を基に自ら考えを深め、探索しながら授業を受けていくことができる」と研究開発主任・村井昂介先生。一方、「江会に対応した新しい普通科系高校として誕生した。開設準備から携わってきた教頭・宮越敬記先生はこう語る。 「原点にあったのは、生徒にとって授業が楽しくない学校にはしたくないという思いです。知識を受け取るだけ、やらされ感で学び続けるのではなく、授業以外も含めて楽しみながら学べる学校づくりを目指してきました」が主体的に考え、探究し、多様な他者と協働することを楽しみ、未来社会を創造する人物」。これを「協創者」と名づけ、必要な資質・能力として、学び続ける力・対話力・協働力・思いやる心・貢献志・挑戦力の育成に力を入れている。 「まずは楽しみながら自分の好きなことを突き詰めていってほしい。そこから他者とも力を合わせた社会貢献へとつながっていくと考えています」(宮越先生)者の育成のため、学びの三原則として「問いから始まる学び」「対話・協働での学び」「個に応じた学び」を設定(図1)。これに基づき独自の授業や探究を展開している。掛けのひとつが、普通教室4つ分の学習空開建高校は2023年、これからの社学校教育目標に掲げる人材像は、「自ら楽しみながら自ら考え、自ら学ぶ協創学びの三原則による授業実践を促す仕自ら考え、自ら学ぶ「協創者」の育成を目指して教員3人に生徒80人問いから始まる授業を試行錯誤2026 JAN. Vol.45746取材・文/藤崎雅子      自ら考え、自ら学ぶ「協創者」の育成を掲げて開校し、完成年度を迎えた開建高校。問いから始まる授業や、「やってみたいをやってみる」を可能とする学校生活のなかで、学びを楽しみ、自分の方向性を見いだす生徒が育っています。□ 生徒にとって楽しい授業を行いたい□ 生徒を学びに引き込む「問い」を設定したい□ 探究活動で、テーマ設定に課題感をもっているこんな学校は必読!

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