キャリアガイダンスVol.457
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成建設専門学校は「国土建設に貢献する建設技術者を養成する」という理念の下、1910年の創立以来、建設業界に携わるエキスパートを輩出してきました。高校生には少しわかりやすく「イロイロ選べる建設の専門学校」と伝えるようにしています。建設業における建築、土木、造園という3つの分野を中心に幅広く学べること。建築分野だけでも4学科(建築、建築デジタルデザイン、空間デザイン、建築施工)を有するうえ、夜間部(建築・デザイン学科)も用意しています。修業年限は基本的に2年ですが、その上に専科2級建築士科、専科1級建築士科を有し、3年ないし4年かけて学ぶことも可能です。工業高校で建築を学んだ方は高卒後、二級建築士の受験資格があり在学中にこれを取得することが可能です。その場合、専科2級建築士科を経ずに飛び級で専科1級建築士科に進むことになります。大学への編入の道も開かれているほか、2025年度には大阪芸術大学(通信教育部建築学科)と協働した大学併修プログラムもスタートしました。本校の建築系4学科および専科に在籍しながら、4年間かけて大学卒業資格を取得し、同時に二級・一級建築士資格の合格を目指すプログラムです。実習を中心とした専門学校ならではの実践教育に加え、大学生としての教養を、学費を抑えながら身につけることが可能となりました。2022年には資格取得サポートを専門に行う修成教育研究所を開設し、夜間講座や土曜日講座を拡充しました。正課の授業を受けた後に、夜遅くまで学ぶ学生も増え、各種資格の合格率が高まっています。修成教育研究所ではリカレント教育にも取り組んでいます。リスキリングの重要性が高まるなか、在校生だけではなく卒業生や社会人にも広く実践的な教育を提供できるよう、資格取得支援や学び直しの体系化を図っているところです。さらに、実践教育を通じて培った修      力を社会貢献へ繋げる取組、なかでも建設の各分野は環境に密接に関係していることから、持続可能性についての意識づけを強化しています。2021年から始めた「Sゼミ」という学校行事は、全学生がSDGsについて考える一日であり、企業や業界団体、行政の協力の下、ワークショップやディスカッションが繰り広げられます。建設を学ぶにあたり「理系じゃないと難しいかな」と不安に思う高校生がいるかもしれません。けれど、本校の在校生の半数近くがいわゆる文系出身で、高校時代、数学や物理を苦手としていた学生も少なくありません。それでも、学びたいという意志さえあれば大丈夫。やりたいことや好きなことがあるのは何よりの原動力であり、そうした気持ちをプロの技術へと昇華させるのが私たちの使命です。そのうえで、私たちは学生の好きなことを、たくましく「生きる力」へ変えたい。その羅針盤となるのが、確かな技術と探究心です。未来へ踏み出す背中を、そっと押す存在でありたいのです。理事長プロフィール やました・ひろき●1976年生まれ。立命館大学法学部卒業。民間企業の代表などを経て、2014年学校法人修成学園に入職。経営戦略室長、理事を経て2015年4月より現職。専門学校プロフィール 1910年大阪修成学校として創立。1961年修成建設専門学校に校名変更。建設の総合専門学校として、建築分野に建築学科、建築デジタルデザイン学科、空間デザイン学科、建築施工学科、建築・デザイン学科(夜間部)、専科2級建築士科、専科1級建築士科。土木分野に土木工学科。緑化造園分野にガーデンデザイン学科を設置。大阪市西淀川区。2026 JAN. Vol.45757まとめ/堀水潤一 撮影/和田逸雄

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