「ChatGPTで作ったレポートが、先生にICTグループや進路指導担当、探究学習担当など、日々さまざまなシチュエーションでAI活用を進めている先生方にお集まりいただき、和やかな雰囲気で始まったワークショップ。冒頭、進行役から高校生のAI利用率が7割を超えている現状(12ページ)や、ネット上にあふれる高校生のリアルな声がシェアされた。日々の学習利用としてバレた」「英作文の添削に使用した」「レポートの参考文献としてChatGPTと書けなくて困っている」「宿題をやらせたら回答が間違っていた」など、悩ましく生々しい実態が浮かび上がる。さらに、生徒たちは授業や学校行事でもAIを巧みに使いこなしているようだ。英語のプレゼンで、難易度の高い表現について、AIとやりとりして、自分が発表しやすいレベルに調整したケース。また、ディベートで相手からの反論を予測させて回答を準備したりするケースもあるという。文化祭の台本作りや修学旅行の企画書、さらには友人に送付するLINEの文章作成まで、AIは高校生たちの日常に深く浸透している。志望理由書の作成や面接準備といっる、AIの活用しどころが挙げられた。一方、家庭科を担当する鰐川先生は、生徒の視点に寄り添った、生活面の事例を挙げたのが特徴的であった。「恋愛相談」「日々の宿題で、問題を入力して、答えと解説を出力させる」「友人同士のコミュニケーションで、LINEの返信例を作ってもらう」「買い物で、おすすめの商品を選んでもらう」など、多岐にわたるリアルな日常の活用法が並んだ。た、受験における活用例も多い。一方、ネット上には添削側や面接官の嘆きも多く投稿されている。「AIで作った文章は一発でわかる」という声の通り、「多角的な視点」「架け橋」といったAIがよく使う表現が頻発したり、内容が綺麗すぎて面接で深掘りすると自分の言葉で説明できなかったりといった問題点が共有された。こうした実態を踏まえ、いよいよワークを始めることに。まずは「自校の生徒は、どんなシーン・目的でAIを活用するか?」を考え、1ケースごとに、付箋に書き出していく。先生方には、一度「教員」としての立場やルールを脇に置き、リアルな生徒の顔を思い浮かべながら、生徒がどこでAIを使うかを考えていただいた。先生方の手は止まることなく、次々と付箋に事例が書き出されていく。進路指導に携わる安宅先生は、「志望理由書の作成」におけるAI活用をさらに細分化した事例を記入した。例えば「志望理由の書き方を調べる(検索)」「志望理由書に必要なアドミッション・ポリシー(AP)やディプロマ・ポリシー(DP)を読み込ませる(論理の補完や情報の補足)」「読み込ませた志望理由書をAP・DPに基づいて評価させる(評価や推敲)」というように、志望理由書作成のあらゆる工程におけ宿題の代行や面接準備…。生徒のリアルを想像する 読 者 の 先 生 方 も 、一 緒 に 考 えて みませ ん か?2026 APR. Vol.458A I 時 代 の 「 考 え る 力 」を ど う 育 む か□付箋を用意して、1枚につき1ケース、具体的なAIの活用例を書き出してください。□特定の生徒を想像し「あの子ならどう使うだろう?」と考えていただくのもおすすめです。□教員として守ってほしいルールはいったん忘れ、生徒の立場で考えてみてください。17ワーク1御校の生徒はどんなシーン・目的でAIを活用するでしょう?
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