キャリアガイダンスVol.458
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ChatGPTをはじめとした生成2022年11月、OpenA社によってChatGPTが公開され、それまでは一部の専門家向けだった高性能の生成AIを誰もが利用できるようになった。AIの登場は、知の最前線である大学にも大きな衝撃を与えた。生成AIを安易に用いたレポートや論文の作成が問題視されるなか、多くの大学が生成AI利活用の基本方針を打ち出した。大学の教育や大学入試に詳しいリクルート進学総研の鹿島んは、「当初は、生成AIは脅威だ、悪用されかねない、というネガティブな空気感だった」と振り返る。一方、社会全体において生成学生が増えており、修了者は累計で225名となっています(2025年10月時点)。また、情報経営イノベーション専門職大学(iU)は、2025年9月に『iUはAI大学になる!』という目標を発表し、全学的なAI導入方針※1を明示しました。同大の教育理念である『変化を楽しみ、自ら学び、革新を創造する』を、生成AIをはじめとするAIツールを活用しつつ体現する方針で、2027年度入試では『生成AI活用型』選抜方式を新設するとしています」多くの大学が生成AI活用に消極的だった当初に、いち早く導入に踏み切ったのが、東洋大学情報連携学部だ。当時、学部長だった坂村健教授の号令の下、2023年度より生成AIを搭載した教育システム「A提供。2022年11月のChatGPTの公開からわずか数カ月後のことだった。現在、同学部長を務める中村周吾教授は、その判断について次のように振り返る。 「ChatGPTには、情報学の研究者である私自身も衝撃を受けました。インターネットが世に出たとき以上に、これからの時代はすごいことになるぞという予感がありました。もちろんリスクはありますが、最先端の学びを学生に提供する本学部でこれを使わない手はないというのが、学部内の共通認識でした」同学部では、A推進において、大前提である「生I-I-Managementandlatform)」を同学部の全学生にOperationMOP(AMOPの活用PII        便利だから使うのではなく、考える力を伸ばすために使う生成AIは脅威から活用へ。変わる大学の受け止め学生の考える力を育み、能力を拡張するサポーターへルポルタージュAIの利活用が急速に進むなか、「生成AIをうまく使えば、人間の力をより引き出すパートナーになり得ることがわかり、大学も、気をつけながらもうまく活用しようというフェーズに変わってきている」と鹿島さん。実際、当初の基本方針を改編し、生成AIに関する詳細なガイドライン(図1)を設ける大学も出てきている。なかでも特色ある取組をしている大学を挙げてもらった。 「高性能な生成AIの登場以前から、AI時代に活躍できる人材育成に注力してきたのが、武蔵野大学です。2021年度よ梓さり副専攻として『AI活用エキスパートコース』を開設。理系・文系に関わらず、AIを活用するための知識とスキルを学ぶことができるようになっています。特に生成AIの登場以降は専攻する知の最前線である大学での学びや研究においては、生成AIはどのように受け止め位置づけられ、使用されているのでしょうか。大学入試における動向も含めて、レポートします。成AIとは何か・どう使うべきか」を明確に発信※2。学部1年生・前期の必修科目では、生成AIに関するリテラシー教育を行っている。 「東洋大学は哲学の大学であり、自分の頭で考えることをすべての基礎に据えています。本科目では、大学とは考える場であること、そして、生成AIは人間の考える能力を引き出すもの、人間ができることを拡張するものであることを徹底して伝えています。便利だから使うのではなく、考える力を伸ばすために生成AIを使うのだという明確な方針が示されてきたことは、非常に大きいと思います」方針を明確にすることに加えて、「自分の考えを深めるためにはどう使えばいいか」という実践的な指導も徹底している。進む大学でのAI活用※1 情報経営イノベーション専門職大学ホームページ 「大学からのお知らせ」(2025年9月10日) https://www.i-u.ac.jp/news/20250910/※2 東洋大学情報連携学部ホームページ  「生成系AIに関するINIADの見解」(2023年4月14日) https://www.iniad.org/blog/2023/04/14/generative-ai/2026 APR. Vol.45824取材・文/笹原風花

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