くが経ち、直接指導にあたる学生について、「卒論が量的・質的に去年までと大きく変わった」と中村先生は言う。 「2025年度に卒論を書いた学年は2年生からA使っており、卒論もアイデア出しから情報収集、データ分析、執筆まで、生成AIをフル活用して取り組んでいました。その結果、量的には論文のページ数が圧倒的に増え、質的にも学会で発表できるレベルの論文が増え、実際の発表件数も増えました」卒論提出後にゼミ生を対象にとったアンケートでは、「生成AIを使ったことで考えるようになったか?」という質問に対して、「考えなくなった」と回答した学生はるようになった」「あまり変わらない」と回答した。なかには「生成AIを使うことで、自分だけでは手の届かなかった研究ができた」とコメントした学生もいたという。 「特に、漠然としたテーマを具体的に詰めていくフェーズで、生MOPの導入から丸3年近MOPをI-MOPはオンラインチャットI-I-lack」に組み込まれてlack上で生成AAA 「学生には、生成AIとの対話の型を叩き込みます。例えば、単に答えを出させたり自分が書いたものをリライトさせたりするのではなく、弁証法的な対話を通して誤りや不足点を指摘させるのが有効です。指摘された点を自分でブラッシュアップして再び生成AIにチェックしてもらう…ということを繰り返せば、自分だけでは成し得なかったアウトプットに辿り着けます。学生がこちらが意図したように生成AIを使っているか、楽をするためだけに使っていないかをチェックするために、授業によってはログ(生成AIとの対話の履歴)を提出させるケースもあります」ツール「Sおり、学生はSIとチャット形式でやり取りをする。学生が入力した個人情報が学習されないようセキュリティ対策も徹底。今や生成AIの活用は同学部の学生にとっては日常となっており、チーム実習では高度なアプリケーション開発などにも取り組んでいる。AI活用状況と成績が相関。意欲向上につながる側面も19名中0名、全員が「より考え生成AI利用に関する大学ガイドラインの例図125伊藤貴之・著『生成AIを活用したレポート・論文の書き方』(慶應義塾大学出版会)より。禁止・注意事項だけでなく、適切な使用を奨励するポジティブな方向のガイドラインも増えている。2026 APR. Vol.458生成AIによる回答をそのまま試験・レポート・課題・論文作成に複製することは、状況によっては盗作・剽窃であると判定されて、単位没収や留年などの処分につながる可能性もあります。また、研究倫理上の問題を引き起こす可能性があります。しかも、単純な複製は皆さんの能力向上に全く寄与しません。その点に十分留意してください。各科目の担当教員によって生成 AI の利用の方針が異なる場合があります。授業科目によっては、生成AIの使用を一切禁止する、あるいは利用に際して制限を課すことがあるかもしれません。生成AI の使用については担当教員の指示に従ってください。生成AIへの入力文に機密情報や個人情報を含まないようにしてください。機密情報や個人情報がそのまま取り込まれ、他の人への回答に活用される可能性がないとも限りません。生成AIによる回答が誤りを含んでいたり、不適切な内容を含んでいたりすることがあります。生成AIを利用される際には、その回答の真偽を常に確認する習慣をつけてください。生成AIによる回答の真偽を確認できるようになるためには、専門知識習得などに関する日頃からの努力が欠かせません。どんなに生成AIが普及して知識獲得のための便利なツールが充実した時代が来たとしても、勉強や研究が学生としての皆さんの本分であることには変わりありません。A I 時 代 の 「 考 え る 力 」を ど う 育 む か
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