キャリアガイダンスVol.458
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『スタディサプリ』を活用し、生徒の学力を底上げできる環境を作るには?卒業生チューターによるスタサプ活用の学習支援で生徒の学力を底上げ「これは、勉強を支援してほしい生徒が、現役大学生の卒業生チューターと月に最低1回は面談し、スタサプ活用のアドバイスを受けながら学習を進めていくプログラムです。合格まで一人で勉強をするのは大変ですが、チューターがいれば相談をしながら学習計画を立てられると好評で、生徒もチューターの課題は計画的に取り組んでいます。このプログラムを利用して、GMARCH合格を勝ち得た生徒も複数います」と本間先生。独自の活用法で実績を伸ばしてきた同校だが、24年度は3年生のスタサプ活用率が伸びず、合格率も下がったという。「30クラスを超える当校では、教員の共通理解も課題。一部の教員ががんばるスタサプ導入期は終わり、これからは全教員でより良い活用を考えていく時期。25年度からは、教員研修の『学習進路検討会議』にリクルートの方にも参加していただき、スタサプの効果的な使い方をレクチャーしてもらうようにしました。今後の成果が楽しみです」と今井先生。スタサプの活用率アップのために、同校では次の2点に力を入れてきたという。「一つ目は、生徒たちに〝何のためにやるのか〟をしっかり伝えること。スタサプには到達度テストがあり、誤答が多かった単元は連動課題として配信されますが、教員が何も言わなければ流しっぱなしで終わってしまう。でも、『模試があるから、到達テストでわかった自分の弱点を補強しましょう』と声かけをすれば、生徒たちはきちんと取り組みます。そこで、授業の前にスタサプの動画を視聴する反転授業を積極的に取り入れ、漢文の試験はスタサプの動画からも出題するなど、目的をもって活用する機会を増やしています」と進路指導室長の今井正徳先生。二つ目が、目標に応じた学習方法を身につける同校独自の「スタディサプリサポーター(SSS)プログラム」だ。2020年に工業科募集を終了し、普通科高校となった日本工業大学駒場高校。国公立・難関私大を目指す「特進」、中堅・難関私大を目指す「総合進学」、創作活動を体験しながら大学進学を目指す「文理未来」の3コースがあり、多様な進路実現に向けた指導を行っている。「普通科としてのスタートは、コロナの発生と同時期。リモート授業しかできず、以前から『特進コース』で自主学習に使っていた『スタディサプリ』を全校導入したのもこの時期でした。受験を控えた生徒たちには好評で、入学時は偏差値40程度だった生徒がスタサプで日本史と古文を強みにして早稲田大学に合格するなど、大きな成果が出ました。スタサプで普通科になった当校の学力をアップしたい。それが、ここ数年の課題となっていました」と進路指導主任の本間真由美先生。課題活用7,228時間14,290回2025年度2025年度77人66人取材・文/丸山佳子126人スタディサプリ活用法□□□□□□ □ □□□□□□■ 年間視聴時間(h) ■ 確認テスト回答数5,174時間7,680回2,553時間4,659回2023年度2024年度2023年度2024年度「24年度はスタサプ活用が伸び悩み、GMARCH合格者も減ってしまいました。スタサプ活用率と合格率は比例すると実感。そこで25年度からは、スタサプの活用状況が下がらないように毎月の『進路指導部通信』(写真下)に各学年の月間視聴ランキングを掲載し、『 SSSプログラム』を利用する生徒のために、チューターの来校予定表なども掲載しています」と本間先生。写真はチュータールームでの面談風景。生徒はスタサプのテキストを購入し、現役大学生である同校の卒業生チューターと一緒にどの講座を視聴し、どんなペースで学んでいくのか計画を立て、月毎の面談で軌道修正をしていく。生徒に模試の結果を聞き、15世紀の中国史ができなかったとしたら、中国史とセットで同時期のほかの地域の世界史も配信するなどしています。世界史は、授業では細切れになってしまうので、通史として全体像を見るのにスタサプは最適だと思います。また、スタサプはインプットが多くなるので、関先生の英文法の動画を配信したらアウトプットする教材を一緒におすすめしたりしています。私が配信した動画を通学時間にどんどん視聴してくれている1年生の生徒さんがいるのですが、前回の定期試験で学年トップをとったと先生が教えてくださり、嬉しかったですね。(慶應義塾大学・文学部、チューター歴4年、Y.T.)2026 APR. Vol.458学習写真左から進路指導室長 今井正徳先生(数学)進路指導主任 本間真由美先生(英語)創立1907年/普通科 生徒数1028人(男子810人、女子218人)/進路状況(2026年3月実績)大学457人(海外2人含)、短大3人、専門学校等32人、就職6人、その他24人リクルートサービスを活用した実践事例●スタディサプリ利用状況●GMARCH合格者数●独自の「SSSプログラム」●卒業生チューターのスタサプ指導法65日本工業大学駒場高校 (東京・私立)テーマ ▶ 生徒+教員のスタディサプリ活用率を上げる   目的 ▶ 生徒の学力向上とGMARCH以上の合格率UP卒業生チューターによる「S伴走指導で、GMARCH現役合格者2倍を実現」と教員のSS    

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