□□ 目を迎える今年度は30名を超えた。生徒たちの活動を見守ってきた北□□郷晶子先生は、「のくにプロジェクトの存在は、今や地域にとって大きなインパクトのあるものになっている」と言う。発端は、閉店した校内の売店を復活させようと立ち上がった、有志の生徒らによるプロジェクトだった。かねてより、生徒がやりたいことを応援したい、生徒が地域と関わる取組を後押ししたいと考えていた北郷先生は、生徒が地域の事業者と連携し、共同開発した商品を販売するなど、「生徒たちがイキイキと活動する姿を見て、地域の人と関わる価値を再確認した」と振り返る。地域の人と生徒と一緒に、新しい価値を生み出したい。みんなの「やってみたい」が掛け合わさったら、想像もつかない場所に辿り着けるんじゃないか。まずは、いろんな人の意見を聞いてみたい。そう考えた北郷先生は、地域の人々と生徒に呼びかけて対話のワークショップを開催。「10年後の都城に、こんなの、どう?」をテーマに語り合った。そこで自分がやりたいことを語ると、「学校の中だけでやるんじゃなくて、外に出しちゃえばいいじゃん」と言われ、ハッとしたという。「学校外に出島的な組織をつくり、そこで生徒が地域の人たちと新しい価値を生み出し、その価値を学校に取り込む…という流れをつくる」。そんな構想を描き、当時の福祉部を共創ウェルビーイング部と改称し、活動をスタートさせた。1年目は、地域の子どもが店長を務めるパン屋さん企画、図書館での紙コップタワーづくりのワークショップなど、「生徒がやりたいことをどんどんやった」と北郷先生。「ゆるさ・ゆらぎ・ゆとりを大切に、年間計画は作らず、ゲスト部員も大歓迎。生徒が気軽に参加できる活動にしたかった」と言う。一方、自身は「ジェネレーター的な関わり方」に徹した。人と人をつなげたり、生徒が一歩踏みだすための仕掛けを考えたりと、「生徒と対等な立場で一緒に考え、活動している」と言い、そのスタンスは今も変わらない。創部2年目に入部し、現在は部長を務める有薗瑛花さん(3年生)は、「のくにプロジェクトは、地域とつながりながら、自分がやりたいことができる場」と笑顔を見せる。活動を広げるなか、有薗さんをはじめメンバーたちは「せっかくイベントで出会ってもその場限りになってしまい、つながりがつくれない」という課題を感じるようになった。「ここに来れば誰かに会えるという場所をつくりたい」という思いからできたのが、「のくにラボ」だ。アイデ肉と焼酎のまちとして知られる宮崎県都城市にある都城商業高校。生徒たちが「やりたい」を起点に地域に飛び出し、地域の人と一緒になって地域を盛り上げる活動をしているのが、「共創ウェルビーイング部」だ。「まちのゆるやかなつながりづくり」をコンセプトにした「のくにプロジェクト※」を立ち上げ、地域でワークショップやイベントを開催してきた。活動開始時の部員は4名だったが、4年学校外に「出島」をつくり、地域と新しい価値を共創する地域と高校のニーズが合致し、地域都協城働商プ業ロ高ジ校ェク (ト宮が崎・始県動立)地域の人々が集い、つながれる場をつくりたい2026 JUL. Vol.45932写真左から、商業マネジメント科3年の田中さくらさん、同・有薗瑛花さん、共創ウェルビーイング部顧問で国語科教諭の北郷晶子先生。【上】地域の人と一緒に改装した「のくにラボ」。【中】地域の人同士が自由に物々交換ができる「みんなでよしなにしっくいやんせ!」(宮崎の方言で「みんなでいい感じに交換してください」の意)を開催。【下】特別支援学校の生徒たちとコーヒーワークショップを共催。※「のくにプロジェクト」の「のくに」は、宮崎市内にあるアミューズメントパーク「こどものくに」に由来。「子どもだけでなく大人も含めてみんながつながり合えるまちづくり」の意を込めて、「こども」を取り「のくに」と名づけた。取材・文/笹原風花生地域徒のと地地「域域関やと協わ高働り校プりロのたニジイいーェクズノ」がトベをが合始ー致起動しシ、点ョにン、を起こす
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